[2015.08.01]
ギリシャ神話って、色々なキャラというかモンスター出て来ますけど、そのモンスターの中でも、メドゥーサは実力も知名度もナンバーワンですよね…。その容姿には諸説ありますけど、一般的に蛇の頭髪を持っている姿ですかね?元々、メドゥーサは美しい少女だったそうなの…。それが何故醜い姿に変貌したのか?というと…。
事の発端は海神ポセイドンとの不貞行為…。愛人関係にあった2人がアテナの神殿で交わった事で潔癖症の女神アテナの怒りを買って、呪い力で醜い姿に変えられてしまったという…。メドゥーサは自らを女神よりも美しいと増長していたらしく、それもアテナの呪いを強力にする一因だったといわれている。これに抗議したメドゥーサの2人の姉、エウリュアレとステンノーもアテナは醜い姿に変えてしまう…。更にこの3人は追放されてゴルゴン3姉妹として恐れられた。醜い姿になったメドゥーサは、その姿を見たものを石に変えてしまう邪眼を持っていた…。と、ここまでは有名な話ですが、実はメドゥーサは邪眼を持っていた訳ではなく、その視線じゃない容姿の醜さのあまり、見た者は恐ろしさから血が凍りつき、身体が石と化してしまうという説もある。姿を見ただけで石化するとなると、ある意味、邪眼よりも凶悪で、能力とはいい難いたちの悪いものですよね…。
最凶の能力(というか容姿)を持っていたメドゥーサですけど、最後には英雄・ペルセウスによって討伐されてしまう…。ペルセウスはアテナやヘルメスの助力で「ハデスの隠れ兜」「黄金の新月刀」「磨き上げた鏡のような盾」「黄金の翼を持つサンダル」を授かり、万全の装備で討伐に向かう事となる…。
メドゥーサと対峙する際、ペルセウスは直視しないように磨き上げた盾を用いて眠っているメドゥーサに近づき、その首を切り落とした!あっけない感じですが、ただ、恐ろしい事にメドゥーサの力は首を切り落としても発揮される…。ペルセウスが首を持ち帰る際、滴り落ちる血によって、海には赤い珊瑚が、砂漠にはサソリ等の猛毒の生き物が生まれたとされている…。バジリスクという石化させる怪物もその産物らしい…。
その後、持ち帰られたメドゥーサの首は、アテナの持つイージスの盾に埋め込まれ、堅固な盾を最強の盾へと押し上げる事となった…。髪の毛が蛇ウヨウヨなら、それだけで、私なら石化しますわ…。
[2015.07.15]
北海道と沖縄県を除くほぼ全国に”狐の嫁入り”という伝承がある…。どの地域においても一般には提灯行列のような怪火の事を言うのだけど…。夜間の山中や河原等で、無数の火が一列になって見えるもので、何故か近くでは見えず、遠くからしか見えない。ハレーションやプラズマの類とも言われているものではありますけどね…。
[2015.07.01]
「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の文字が浮き出る、8つの霊玉を持つ八犬士が活躍する伝奇ロマン「南総里見八犬伝」は、全106冊にもおよぶ大作で、滝沢馬琴が28年もの歳月をかけて完成させたもの…。その冒頭を飾るのが、里見義実の娘・伏姫と義実の飼い犬・八房との物語ですよね…。
[2015.06.15]
有名な怪談「耳なし芳一」…。盲目の琵琶法師・芳一は「平家物語」の弾き語りを得意としていた。ある時から、彼は夜な夜な墓地まで出かけ「壇ノ浦」の段を演奏するようになる…。平家一門の亡霊たちが芳一を呼び寄せ、自らの悲劇を聞き哀れんでいたからで…。それに気が付いた阿弥陀寺の和尚は芳一を守るため、彼の全身に般若心経を書き、平家の亡霊と接触させないようにする…。
[2015.06.01]
進撃の巨人なんていうマンガもありますけど、世界各地には、巨人族の伝説というか、骨まで見つかったなんて話もありますよね…。日本全国に伝わる巨人では、大入道という巨人の伝説がありますが、サイズは色々まちまちで…。ただ、このダイダラボッチは山を越すほどに大きなサイズだとされている…。
[2015.05.15]
西洋占星術では何故か対象外なんですけど、東洋占星術では極めて重視される星…それが北斗七星と北極星ですよね?「晋書」天文志はこう書いている。「北極星は北辰の中で最も尊い星である。その主星は天の枢軸である。…北斗七星は…日月五星の要であり、陰陽の源である。だから、天の中央を運って四方を治め、それによって四季を定めて五行を均える」と…
[2015.05.01]
硬骨魚類の中では世界最長を誇るリュウグウノツカイ…。タチウオのような銀白色で細長い体と、たてがみのような赤紫色の背びれが特徴で、現在確認されているだけでも全長11メートル、体重272キロもある巨大魚…。生息域はインド洋から太平洋にかけてで、普段は水深200メートル以上の深海に生息しているから、船乗りであってもまず目にする事はないそうで…。
[2015.04.15]
「旧約聖書」の「出エジプト記」によると、古代、イスラエルの人々はエジプト人に虐待され、それに耐えかねて、彼らの指導者・モーゼとともに、「葦の海」を渡ってエジプトを脱出したのだという…。「旧約聖書」は元々ヘブライ語で書かれたユダヤ教の聖典であって、「出エジプト記」から始まる古代イスラエルの歴史、十戒、予言等が記されている…。
[2015.04.01]
1970年代、ローズマリー・ブラウンという名前のイギリス人女性が世間を賑わせた事がある…。何と!彼女の前に、ドイツ・ロマン派のピアニストのリストの霊が現れて、ピアノの演奏法を教えた上に「自分の未発表の曲を世間に公表して欲しい」と頼んで来たという…。彼女の体を借りて、リストは「新曲」を発表して行く…。
[2015.03.15]
何等かの事情で、人の立ち入りを禁じている場所が、日本各地にありますよね?その多くは神社や寺院にある神域や聖域で、名ばかりのところもあれば、関係者や地域住民が古くから守られてきた決まりを重んじて大切に崇めているところも多いですよね?いわゆる”禁足地”と呼ばれる場所でして…。