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[2015.07.15]
■狐の嫁入り
 北海道と沖縄県を除くほぼ全国に”狐の嫁入り”という伝承がある…。どの地域においても一般には提灯行列のような怪火の事を言うのだけど…。夜間の山中や河原等で、無数の火が一列になって見えるもので、何故か近くでは見えず、遠くからしか見えない。ハレーションやプラズマの類とも言われているものではありますけどね…。 


 初夏の夕暮れ時に見られる事が多く、いくつもの灯火が横一列に並び、その一つひとつが上がったり下がったり、あっちへ行ったりこっちへ来たりして、全体が踊っているか?のように見える。はじめはチラチラと瞬くいくつかの小さな明りなんですが、そのうちあちこちから集まって、いつしかいっぱいに広がり、それが消えたり点いたりして、不思議で少し美しさすら感じたりします…。 
 新潟県の津川地区は、世界一の狐火スポットとされる場所で、狐の嫁入り行列を見た年は、農作物が豊作になると言われているが、ところによっては光の様子を見て豊作かどうか?を占ったり、徳島県なんかは、狐の嫁入りは死者の出る前兆で、狐が葬式をしているものだ!という言い伝えもある…。 
 
 新潟県の津川地区のシンボルとしてそびえ立っている麒麟山には、かつては狐が多く生息していたらしい…。あまりの険しさに狐も登る事を諦めて戻ってしまうという意味で「狐戻城」とも呼ばれていて、この山には古くから狐火(鬼火)と呼ばれる光がよく見られたという…。色は赤や橙、青等で、形もその動きも様々で、毎夜のように見える事もあったそうなの…。かつては津川の狐火は出現率が世界一とも言われて、学者さんたちもたくさん解明しようと試みたんですけど、いまだに謎のままだそうで…。 
 この津川地区には、麒麟山及び狐火にまつわる数多くの話が残っているが、昔「嫁入り」は夕方から夜にかけて、提灯を下げて嫁入り行列をなしたそうで、この行列が麒麟山の峠を越えて行く際に、提灯の明りと狐火が平行して見えた事から、狐の嫁入り行列の言い伝えが生まれたともされている…。 
 
 津川地区では毎年5月3日に「狐の嫁入り」が金上稲荷大祭の日に行われ、コンテストで選ばれたカップルと希望者総勢108人が、鼻筋を白く、ヒゲを描いた狐の化粧をして行列をなすお祭りが行われている。随分と人も来てますし、私的には面白かったですね。是非津川地区で、狐の面の色つけでもしながら行ってみてはいかがでしょうか? 
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PROFILE
タリズマン・マスター
タリズマン・マスター
1995年から、この伊達市に、占いスペースを開き、運命アドバイザーとして占いをおこなっています。  
札幌、苫小牧など、遠方よりお越しになる方も、多く占わせていただいています。  
 
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この仕事についたのは、運命だと思っています。 
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