■メドゥーサ
ギリシャ神話って、色々なキャラというかモンスター出て来ますけど、そのモンスターの中でも、メドゥーサは実力も知名度もナンバーワンですよね…。その容姿には諸説ありますけど、一般的に蛇の頭髪を持っている姿ですかね?元々、メドゥーサは美しい少女だったそうなの…。それが何故醜い姿に変貌したのか?というと…。
事の発端は海神ポセイドンとの不貞行為…。愛人関係にあった2人がアテナの神殿で交わった事で潔癖症の女神アテナの怒りを買って、呪い力で醜い姿に変えられてしまったという…。メドゥーサは自らを女神よりも美しいと増長していたらしく、それもアテナの呪いを強力にする一因だったといわれている。これに抗議したメドゥーサの2人の姉、エウリュアレとステンノーもアテナは醜い姿に変えてしまう…。更にこの3人は追放されてゴルゴン3姉妹として恐れられた。醜い姿になったメドゥーサは、その姿を見たものを石に変えてしまう邪眼を持っていた…。と、ここまでは有名な話ですが、実はメドゥーサは邪眼を持っていた訳ではなく、その視線じゃない容姿の醜さのあまり、見た者は恐ろしさから血が凍りつき、身体が石と化してしまうという説もある。姿を見ただけで石化するとなると、ある意味、邪眼よりも凶悪で、能力とはいい難いたちの悪いものですよね…。

メドゥーサと対峙する際、ペルセウスは直視しないように磨き上げた盾を用いて眠っているメドゥーサに近づき、その首を切り落とした!あっけない感じですが、ただ、恐ろしい事にメドゥーサの力は首を切り落としても発揮される…。ペルセウスが首を持ち帰る際、滴り落ちる血によって、海には赤い珊瑚が、砂漠にはサソリ等の猛毒の生き物が生まれたとされている…。バジリスクという石化させる怪物もその産物らしい…。
