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[2020.06.15]
■ユダの福音書
 イエス・キリストの12弟子の中で、一番有名なのは、イスカリオテのユダではないでしょうか?ユダがイエスを裏切った事から「裏切者の代名詞」として扱われる事もおおいですし、キリスト教に疎い日本人でさえ、ほとんどの人が知っているくらいの人ですよね?多くの芸術作品でも、ユダだけ頭に光の冠がなかったり、机の反対側に座らされたり、ちょっと異質な扱いされているくらい世界中の人々が彼の裏切りを知っている証拠でしょうね…。 


 ユダはイエスの数多くの弟子の中から選ばれた優れた12人のうちの1人な訳で、その名前の有名さとは裏腹に、ユダヤ地方の村イスカリオテに住むシモンの子であったというくらいしか、ユダのプロフィールは分かっていません。 
 ユダっていったいどんな人物で、何故イエスを裏切ったんでしょうか?聖書によると、ユダはイエス一行の会計係のような事をしていたようで、その財布を預かっていた金庫番だったようで…。ただ、ユダはお金の管理に対して誠実ではなく、着服してるんでないか?と仲間からは疑われてたようです。まぁ、銀貨30枚と引き換えにイエスを売り渡してしまったユダはイエスの死後、自身もまた死への旅路につく…。それも曖昧なのですが、「マタイによる福音書」では、首を吊って死んだと書かれていますが、「使徒言行録」によると、身体が真ん中から裂けてハラワタが飛び散って死んだと書かれている…。どちらにしても、悲惨な最後な訳ですわ…。 
 
 ただね、大きな疑問が…神の子のイエスは前もってユダの裏切りを知っていたのに、何で捕らわれの身になってしまったのか…? 
 
 この疑問、実は21世紀になって大きな進展を見せた!1978年、エジプト中部にある洞窟で、盗掘者がある写本を発見した…。1980年に、その写本はカイロの古美術商に売却されたのですが、盗難にあり、その2年後、再び古美術商がスイスで写本を見つけて、大学研究者たちに購入を勧めますが買ってくれる人はいなかった…。 
 
 そして古美術商は写本を銀行の貸金庫に、16年間も保管してしまう…。これによって写本はさらに劣化してしまったと言われている…。1999年になって、写本はエール大学へと渡る。数奇な運命を経て、この写本の一部が「ユダの福音書」だ!という事がやっと判明したのさ…。 
 
 発見された写本は2006年にその修復・復元作業が完了しましが、劣化が激しくて、全体の85%しか復元出来なかったらしい…。写本は4つの文章から構成されていて、「フィリポに送ったペトロの手紙」「ヤコブ」「ユダの福音書」の3つと、損傷が激しく題名も分からない文章が1つ…。「フィリポに送ったペトロの手紙」と「ヤコブ」は、1945年にエジプトで見つかった初期のキリスト教文書「ナグ・ハマディ写本」と同様でしたが(「ヤコブ」はナグ・ハマディ写本じゃなく「ヤコブの黙示録1」という題名の写本)、「ユダの福音書」は歴史上初めて確認された大発見だった! 
 ユダも福音書を残していたのさ!「ユダの福音書」は西暦2世紀には成立していたと考えられていて、見つかった写本は220〜340年頃に書かれていたものだと分かっている…。裏切者の烙印のせいか、この福音書は永きにわたって隠蔽され、いつしかその存在すら忘れられていたようで…。 
 
 その内容なのですが、他の福音書と同様に、世界の始まりやイエスの教え、審判の日等について書かれている…。 
 
 目新しいところでは、人間は「聖なる世代」と「人間の世代」に分かれるというイエスの教え…。「聖なる世代」とは肉体が滅んだ後、魂は死なず天へ引き上げられ、「人間の世代」は肉体が滅ぶと魂も死ぬというのさ…。今がその時でない事を願いますけどね…。 
 
 最も注目するところはユダの裏切りの真実で…。これは福音書の結末に書かれていて「最後にイエスはユダに対し、『お前は私を包むこの肉体を犠牲とし、すべての弟子たちを超える存在になるだろう…』と告げる。ユダは聖なる種族と共に永遠の王国へと引き上げられるのである」 
 
 この文章によると、実はユダはイエスの弟子の中で最も重要な真理を授かっていたように思える。裏切りの件も、イエスから主導されていた!と書いてあるのさ!「ユダの福音書」によると、ユダはイエスを裏切ったのではなく、ただイエスのいいつけに従っただけという事でして…。 
 ただね、ユダはその後、悲惨な最後を遂げる…。イエスの思惑通りに動いたのであれば、このような結果にならなかったはずなんでしょうが、これもイエスの計画通りだったんでしょうかね?自殺であるなら、キリスト教では一番の禁忌!イエスの語った”永遠の王国”へは行ける訳がなく…。 
 
 果たしてどこまでがイエスの計画通りだったのか?「ユダの福音書」の発見で、ユダの裏切り者の汚名は払拭出来たかも?ですがまた大きな謎も生まれてしまったようで…。 
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PROFILE
タリズマン・マスター
タリズマン・マスター
1995年から、この伊達市に、占いスペースを開き、運命アドバイザーとして占いをおこなっています。  
札幌、苫小牧など、遠方よりお越しになる方も、多く占わせていただいています。  
 
占いに使うアイテムは、タロットカード、占星術、など、多岐にわたりますが、アイテムをガイドとして使いながら、霊感によって、その人の本質を霊視します。  
この仕事についたのは、運命だと思っています。 
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