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[2011.01.01]
 明けましておめでとうございます。2011年、幕開けですね。今年も、このブログ及び、占いスペース タリズマン、よろしくお願い致します。 
 
 正月ですね…私が子供の頃は、凧揚げやこま回し、羽根つきなんかは、正月の風物詩として、よく遊んだんですけど、時代が変わればそれらが、ゲームなんかに移行しちゃっている訳で…これらの風物詩が見れないのは、少し寂しい限りですけど…。 
 
 羽根つきなんかは、女の子が着物姿で羽根つきするから晴れやかで、見ていても素敵なんですけどね。羽根を落とした人には罰として顔に墨を塗ったりしてさ…。 


 実は、この無邪気に見える羽根つき。この源流をさかのぼると、大人が真面目な顔で打ち込んでいたもののようで、おまじない的な呪術の一種として成り立っていたゲームのようなの…。 
 
 羽根つきで用いられる道具は、もちろん羽根と羽子板ですよね?この2種類の道具には古い時代の別名があって、それぞれ「胡鬼子(こきのこ)」「「胡鬼板(こきいた)」と呼ばれていた。 
 胡とは現在のイランやイラクの辺りを指し、胡鬼子とは遠くペルシャ湾の国々からやって来る鬼の子を意味している。更に、鬼の子とは、子供を死の病へと導いてしまう疾病の神の子の象徴であったようなの…。鮮やかな極彩色に彩られた羽根の色合いは、鬼の子が身に纏っている服飾であり、それを板ではね返す事で、病が自分や自分の子供に降りかからなくなる!というおまじないの意味を持っているらしい…。要するに、正月に羽根つきを行う事は、子供にとって無病息災のおまじないの一種なのさ! 
 
 更に羽根つきのルーツを辿って行くと、中国へと至る。中国では同じ鬼の論理のもとに、「毬打(ぎっちょう)」という男の子向けの遊びが古くからあったようで、羽根や羽子板に代わって、使われる道具は直径3~5センチ程度の木の球と、木の幹を削って作られる打杖なの。ゲームは中央の線をはさんで、数十メートルの距離の間に2人が向き合う。片方が投げた木球をもう一方が線を越えて打杖で打ち返す事が出来るかどうか?で雌雄を決するする。日本での羽根つき同様、中国でも伝統的な正月の風習の一つになっている。 
 
 木球を鬼の代わりと考える点は日本と同じだけど、元々は、蚩尤(しゆう)という人物からえぐり抜いた眼球だったそうだ…。蚩尤はかつて中国の黄帝が滅ぼした炎帝の家臣だった人物なんだけど、彼の死後に民衆の間で疫病が蔓延して多くの人々が死亡した時、蚩尤が疫神となって黄帝治世下の民を苦しめている!という噂が広がっていった。その噂を聞きつけた黄帝は、民衆の心を鎮めようと、蚩尤の死体から眼球を抜き取り、毬打の球として正月に打つ事にしたという…。 
 この逸話は「十節録」という中国の書物で紹介されているが、日本にも伝わっていたようで、その証拠に、あの源義経がこの逸話を元に、敵将を呪う方法としてアレンジしていた事が判明している。 
 
 義経は敵である平家討伐運動に乗り出す前から、毬打の球を打つようにして自分で作った法師の首を杖で打ったり、時には蹴ったり踏んだりしていたという…。 
 
 そんな義経の行動を不思議に思った人々が、何をしているのかを訊ねると、義経は「これ(法師の首)は、世に権勢を誇っている太政大臣の平清盛の首だ!」と答えていた事が「源平盛衰記」に記されている。また、「義経記」の中では、懐から毬打の球のようなものを取り出し、球の一つは清盛の首、もう一つは重盛の首……というように、まるで呪術師が呪いをかけるかのように、球に声をかけていた!という逸話も紹介されている。 
 そんな呪術が功を奏したのか、常識的には圧倒的不利な軍事力の中で、義経は後世に残る大勝利の数々を平家相手に打ち立てて行きますよね。そこに義経の呪術が効いたのかどうか?は定かじゃないけど、敵を討つために自らの気持ちを高めるための儀式という解釈も成り立ち、それが義経の気迫をバックアップしたとしたら、毬打にヒントを得た義経の呪術は歴史を変える事に貢献した事になっちゃいますよね? 
 
 やがてその呪術が、疫病から子供を守るおまじないとなり、正月の羽根つきへと姿を変えて行ったのは事実で、昔は医師や薬が乏しいから、そんなものにも大いに縋ったんでしょね。 
 
 まず、2011年、皆さんにとって素晴らしく平和で幸せで笑顔でいれる事を祈りつつ…。 
[2010.12.15]
 今年最後のコラムに、コレって?とも思ったんですが、ちょうど伊達もさすがに根雪になっているから、許して下さいね。(笑)この話は、昔話や怪談として、本州では多いんだけど、雪国のはずの北海道では聞きませんよね?どなたか、北海道の雪女の話って知っている方、教えてくれませんかね?私、聞いた事ないんですけど…。 
[2010.12.01]
 世界の三大モンスターと言えば、吸血鬼ドラキュラ、フランケンシュタイン、狼男ですよね?狼男の伝説は、フランスを中心に、ヨーロッパ諸国で広まった伝説のようで…皆さんご存知のように、満月の真夜中に、人間の男が発作と共に突然、猛獣のような体毛や牙、鋭い爪を生やし、狼男に変貌して行く…。狼男は次々に人々を襲い、殺して行ったと言われている。 
[2010.11.15]
 人間の命にはというか肉体には、残念な事に限りがあるのは仕方のない事ですよね…。皆さんは、ギリシャ神話に登場する”モイライ”と呼ばれる三女神をご存知でしょうか?女神転生というアトラスのゲームをした事がある方は、よくご存知かも知れませんね?(笑)私的には、大好きなゲームなんですけど、モイライとは三人の女神の総称であって、単数ではモイラとも呼ばれている。 
[2010.11.01]
 未だに根強い人気ですよね?十字のペンダントのヘッドってさ…(今時、ペンダントなんて言わないか? 笑)。まぁ、形的に廃れそうもないデザインではあるでしょうしね。実は、十字は立派にお守りであって、十字のヘッドを身につけている方はお守りを下げているのと同じ!という事になる。イエス・キリストが磔刑にされた十字架が、聖なる力がある!と信じられるかなり前から、十字自体、キリスト教が起こる何世紀も以前に既に闇の力に対する最古のある意味武器の一つだったようで…。 
[2010.10.15]
 大惨事で亡くなった方が浮かばれず、自縛霊や不成仏霊になる事は多いようで…。確かに、志半ばに不本意な事故で亡くなるのですから、解からなくもないですけどね…。 
 1954年(昭和29年)9月26日、戦後最大の海難事故と言われる青函連絡船”洞爺丸の沈没事故”が起こった!1200名近い犠牲者を出したのだけど、その記憶も薄まり歴史上の事件になりつつありますよね…? 
[2010.10.01]
 今の中学生の修学旅行って、何所に行くんですかね?私たちの時代は宮城県の松島くらいまでだったんですけど(古)…。自分にとって、中学の修学旅行で一番インパクトが強かったのが、岩手県平泉の中尊寺金色堂ですかね?何じゃ?この金ピカ!って、最初驚いた!日本で最も面積が広い岩手県…ゆえに文化も多様で、民話の里・遠野があり、義経伝説に彩られた平泉がありで、ミステリーファン必見のスポットも多い…。 
[2010.09.15]
 季節ガラ、少しズレていて申し訳ありませんが、節分の豆まきのお決まりの文句と言えば、「鬼は外、福は内」ですよね。実はこの文句、少なくても室町時代には定型化されたものらしいのだけど、これとは異質の唱えごとする地域が日本には存在する事をご存知だろうか?今回紹介する宮城県柴田郡村田町の姥ヶ懐という所もその一つで…。 
[2010.09.01]
 旧約聖書の「創世記」によるとエデンの園を追放されたアダムとエバの子孫達は、地上において繁栄し、順調に増えていった…。「神の子」たちはそれぞれ人間の妻をめとり、子をなした!とある。ここで言う神の子とはアダムの子孫ではなく、天使たちの事で、こうして誕生した子供たちはネフィリムと呼ばれ、大昔の名高い英雄になったという…。ただ人が増えると同時に、人によってもたらされる悪行もまた地に蔓延した…。 
[2010.08.15]
 日本各地の遺跡から発掘される土偶は、多くの謎に包まれた奇妙な土で出来た人形なのは皆さんご存知の通りだと思います。まず、その形状というのがかなり異様ですもんね?多くの土偶は乳房が異常に大きかったり、腹が異常に出ていたり、耳・鼻・口等、顔のパーツがなかったりして、人間のリアルな像には程遠い…。縄文土器に見られる造形力からしたら、もっと人間らしい人形をつくる事は可能だったように思うんですけどね…。 
PROFILE
タリズマン・マスター
タリズマン・マスター
1995年から、この伊達市に、占いスペースを開き、運命アドバイザーとして占いをおこなっています。  
札幌、苫小牧など、遠方よりお越しになる方も、多く占わせていただいています。  
 
占いに使うアイテムは、タロットカード、占星術、など、多岐にわたりますが、アイテムをガイドとして使いながら、霊感によって、その人の本質を霊視します。  
この仕事についたのは、運命だと思っています。 
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