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[2019.10.01]
■ユーカラ
 アイヌ民族の口承文学をユーカラと言います。ユーカラについて、歴史上、一番熱っぽく語っているのは、言語学者の金田一京助という人物でして、「規矩あり、韻律あり、句々蒼古の色を讃えて、おのずから金玉の響きを帯びる古文辞の結晶」! 


 凛とした彼の言葉は、これだけでもうユーカラの凄さを伝えるくらいの文言ですよね?彼のエッセイ、「太古の国の遍路から」の中の言葉である。そのエッセイには、こんなエピソードが載っています。 
 
 ユーカラの語り手を訪ねて、日高地方の荷負という村へ行く時の事、道で会ったアイヌの青年に「ユーカラがそんな価値があるんですか?」と問われ、金田一京助はこう答えている。 
 「価値?それは、あるといえばあるし、ないといえばない…。が、叙事詩というものは、昔インド人が持っていたし、ギリシャ人も持っていたが、世界に人種は多くとも、これを所有していた種族はそうそうあるものではない!まず、支那、日本、朝鮮にもない!アイヌ民族がそれを持っている事自体、誇りではないですか!今の青年たちがこれを伝えおおせないうちに、知っている年寄りたちが死に絶えたら、あたら民族の誇りも、学問の資料も根こそぎなくなってしまうのではないか?青年諸君はしかし、今さら何の顧慮なしに、どしどし新しい知識へ突進して、「良い日本人になってもらえばそれでよい!私が落穂拾いをしてまわって、諸君の代わりに記録しておくから…」 
 
 ユーカラは凄い!というためには、凄いと感じさせる語り手がいなくてはいけない!凄いと感じる聞き手がいなければいけない訳で…。ユーカラという神々の叙事詩に、炎のように心を揺らす信仰心がなければならないのではないでしょうか…?「青年諸君は…「良い日本人」になってもらえればそれでよい…」とアイヌの青年に答えざるを得なかった状況は、ユーカラの凄さを殺ぎ続けて来たのかも知れませんね…? 
 私はアイヌ民族ではないから、その歴史的な背景は分かりませんが、物語として、神話として聞く分には、とても面白さを感じますね…。 
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PROFILE
タリズマン・マスター
タリズマン・マスター
1995年から、この伊達市に、占いスペースを開き、運命アドバイザーとして占いをおこなっています。  
札幌、苫小牧など、遠方よりお越しになる方も、多く占わせていただいています。  
 
占いに使うアイテムは、タロットカード、占星術、など、多岐にわたりますが、アイテムをガイドとして使いながら、霊感によって、その人の本質を霊視します。  
この仕事についたのは、運命だと思っています。 
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