■となりのトトロと狭山事件
信じるか信じないかは、あなた次第です!って、どこかのテレビ番組じゃないけど、これも都市伝説の一つなんですよ…。かの有名なジブリのアニメーション映画「となりのトトロ」。田舎へ引っ越して来た姉妹と不思議な生物との交流を描いた人気の作品ですよね?ファンタジー溢れるこの作品に、ある不気味な噂がつきまとっている事聞いた事ありますかね?メイとさつきが、作中で亡くなっており、あの話は作家であるお父さんの作った物語である!というもの…。
そのために途中から2人の影がなくなっていたり、作品の最後で母に会うことが出来なかったといった演出になっている…と噂されているらしい…。さらに、この話には続きがあって、ある事件がモチーフにされている!という…。
その事件は、埼玉県狭山市で起きた。戦後の日本犯罪史の中でも、帝銀事件と並ぶほど謎が多い事件だそうで、その土地の名前をとって「狭山事件」と呼ばれている。

埼玉県警の捜査により、犯人として石川一雄という人物が逮捕された事でこの事件は一応の決着はついたのだけど…しかしその後、事件現場となった周辺では、何故か不可解な出来事が起こっている…。まず被害者の姉や弟等の関係者が、多数自殺をしている…。また、警察が証拠とする脅迫状の筆跡鑑定も、石川のものとはまったく異なっていた。しかも当時の石川には、字を書く能力がほぼなかった事から冤罪ではないか?という疑いもある…。
この噂話と狭山事件には、実に奇妙な共通点がある。まずトトロの舞台は狭山市と隣接する所沢という設定で、劇中の景色は当時の狭山市の様子が使われている。またお母さんの入院していた七国山病院のモデルとなった病院が、狭山丘陵にある。それだけでなく、被害者の母親は病死しており、劇中の病に侵された母の姿を思わせる…。唯一、犯人に会ったとされる被害者の姉は、さつきのように必死で妹を探し回る姿が目撃されている。
そして妹の遺体を見た時、姉は「猫のお化けを見た…」等の謎の言葉を発したというのさ…。

この話は、ジブリの公式ブログでは、あくまで都市伝説である!として否定しているのだけど、宮崎監督自身は沈黙を保ち続けている。たださ、ここまで色々な一致があるとただの偶然では片づけられない何かが、そこには存在している気もしますよね…。