■天狗の爪と龍の骨
秩父市荒川にある、秩父34カ所観音霊場の第30番札所・瑞龍山法雲寺は、臨済宗建長寺派に属している…。そこに寺宝として安置されているのが、「天狗の爪」。長さ4センチほどのこの物体は、鑑定によればカルカロドンという鮫の歯だという…。
今から400万年~2500万年前に棲息していた古代鮫の一種で、太古の昔は海だった山中からこの化石を発見したことが、天狗伝説に結びついたと思われる…。

これは、顎の骨と考えられており、全長は20センチほど…。下顎と思われる部分には、鋭い歯のようなものも残っている。法雲寺の山号である”瑞龍山”との関わりがあるのか、興味深いところですね…。因みに、鮫の類の化石と考えられているそうで、秩父も昔は海の底だった事まで推測される。山奥から出土した奇怪な形状の異物に、修験道の思想が合わさって、伝説になったんでしょうか…?
