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[2008.08.15]
■日ユ同祖論
 日本人とユダヤ人が、共通の先祖を持つ兄弟民族である!という説をご存知だろうか?「日ユ同祖論」と言われるこの説は、明治時代に来日したスコットランド人ノーマン・マクラウドにより、1875年その著書である「日本古代史の縮図」の中で発表された仮説が、現在の日ユ同祖論の始まりだそうだ…。彼の説では、古代イスラエルの「失われた10部族」の一部が、日本にやって来たのではないか?というものなんだけど…。 


 紀元前10世紀頃のイスラエルは、12部族が一つにまとまっていたが、ソロモン王の死後、10部族による北王国イスラエルと、2部族による南王国ユダに分裂したらしい…。紀元前722年に北王国はアッシリアに滅ぼされ、国から追放された。その時にバラバラになった部族が「失われた10部族」と呼ばれている。その一部が日本に来たのでは?という仮説が、マクラウドの日ユ同祖論だ!マクラウドはアジアの中で日本人だけが他の民族と非常に異なる風習・文化を持っている事を指摘していて、「日本人のルーツは、北方ユーラシア系のアイヌ民族、南方系の小人族、ヘブライ民族(ユダヤ人)」であり、朝鮮半島を経由して日本へやって来たのだ!としている。彼以前にも、フランシスコ・ザビエル、エンゲルベルト・ケンペル、シーボルト等、来日した外国人の中に日本とヨーロッパやその近郊文化との類似性を指摘する者はいたようだ…。 
 
 マクラウド以降、日ユ同祖論に注目している研究者は多い…。「失われた10部族」の一部ではなく、すべてが日本に移住した説、まったく別のユダヤ人祖先が日本にやって来た説等もある。いずれにしても、支持者たちは、いくつかの共通点を示し、この説が正しい事を証明しようとしているんだけど…。 
 
 その中で多いのが、日本の風習とユダヤ人、あるいは古代イスラエルの風習との類似性を指摘するもので、例えば、年越しの際、日本では大晦日から元旦にかけて寝ないで過ごす習慣があるが、ユダヤ系民族の中にも、同様の習慣があり、更に新年前後は、いつもはふっくらとしたパンをユダヤ人は食べるんだけど、この時だけは「マッツオ」という特別なパンを食べる。このパンは平らで、彼らはこれを祭壇の両脇に重ねる…。まるで、日本の「鏡餅」のように…。また、ユダヤでは13歳の男子は成人を迎える儀式「バル・ミツバ」を行なうが、日本でも以前は13歳の男子が成人を迎える儀式「元服式」があったし、日本には水や塩で身を清める「禊ぎ」の習慣があるが、ユダヤ系の人々にも同様に、水や塩で周囲を清めるという感覚があるようだ。ユダヤ人は日本人と同じく、体を洗ってから風呂に入るが、それ以外の西欧人はバスタブの中で体を洗う…等など、習慣の類似は無数にあるらしい…。 
 
 中には、物証に近いものもあって、日本の神社は「内宮」と「外宮」とに分かれているが、これはユダヤの神殿構造と非常によく似ている。さらにイスラエルの神殿入り口には「鳥居」によく似た石の門、「菊の紋章」が見られる。伊勢神宮にある星型の「カゴメ紋」は、ユダヤ人のシンボルにもなっている「ダビデ王の紋章」と同じものであるという説まであるし、賽銭箱、狛犬に関しても、同様のものがイスラエルの神殿にはあるそうだ…。かの有名なアインシュタイン博士が、来日した時、日本の神社の鳥居を見て「神が地上にこの国を残してくれた事を感謝する…」と言った意味深な言葉を残したのも有名な話ですよね…? 
 
 お祭りの際の「神輿」にも共通点があって、ヘブライの秘宝とされる「モーゼの十戒」が刻まれた石版が入っている「契約の聖櫃」は2つの天使(ケルビム)の像が羽を広げ向かい合っているのだが、日本の神輿の上にも鳳凰と言われる鳥が作られ、大きく羽を広げている。また、聖櫃の下部には2本の棒が通っていて、移動する時には肩に担ぎ、鐘や太鼓を鳴らして歩くらしい…。2本の棒は担ぎ終えても絶対に外してはならない!とされていて、まさに日本の神輿そのものではないでしょうか? 
 
 まだあって、伊勢神宮には三種の神器の一つ「八咫の鏡」があり、神鏡の裏にはヘブライ語が書かれていると噂されているが、真相は解明出来てはいない。また、「伊勢神宮暦」は「ヘブライ暦」と同じ10月から始まっている事も、文化の類似性の証拠とも言われているし、「伊勢神宮にはイスラエルから伝えられた(契約の聖櫃アーク)が秘かに保管されているのでは?」という噂すらあるらしい…。いずれにしても、日ユ同祖論支持者たちはこれらの事を動かぬ証拠!としているが、対して反対論者たちは、遺伝子学的に2つの種族は異なると主張する。 
 
 「旧約聖書」に登場するユダヤ人は「セム族」と呼ばれる人たちなんだけど、黒髪・黒目で肌の浅黒い人々だったようで、現在のイスラエル周囲の人々のようだったらしい…。このセム系ユダヤ人の人種的特徴として知られている「鎌状赤血球遺伝子」が、日本人には見られない!セム族は学術的には「東方コーカソイド」つまり白色人種であり、れっきとしたモンゴロイドの日本人とはかけ離れている!というのが、反対論者の挙げる根拠だ。 
 
 また、反対論者たちは、日ユ同祖論者の理論は非常に作為的なものだ!と主張する者が少なくない。キリストや古代ユダヤ人を描写する「黒髪・黒眼・褐色の肌・縮れた髪」の「黒髪・黒眼」を取り上げているが、「褐色の肌・縮れた髪」等はあえて取り上げようとしていない!という点。また、物的証拠にしても多くは実証不可能なものであり、決定的な根拠が欠けている!と指摘している…。 
 
 結果的にそう考えると「日本人の祖先とは?」「ユダヤ人の民族的な定義とは?」という問題に辿り着いてしまうのではないでしょうか?これを明確にしない限りは、不毛の論争が続くだけなのは間違いないでしょうね…。今後、日本人の遺伝子研究が進めば、科学的な根拠と共に、日ユ同祖論にも決着がつく日が来るように思えるんですけどね…。 
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タリズマン・マスター
タリズマン・マスター
1995年から、この伊達市に、占いスペースを開き、運命アドバイザーとして占いをおこなっています。  
札幌、苫小牧など、遠方よりお越しになる方も、多く占わせていただいています。  
 
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