■私って…
「先生はいつから見えてたんですか?」「どういう風に見えるんですか?」下手すると「見えると色々いいですよね?」なんてよく聞かれる…。はっきり言っ て、今まで生きて来て、これで得した事など何一つない!出来れば、今すぐでもあげれるものならあげたいくらいなのに…。今までこのコラムとはちょっと違っ た趣向の話を今回はしようと思う…。
自分がこのような能力?に気がついたのは物心ついた頃にはすでにあったように思う。ただ、その頃は誰でも見えているものだと思っていたから、平気で誰に でも何でも言っていたのね…。母親にも「あそこのおばあちゃん明日死ぬね」とか「あのおじちゃん病気だね」とか、アッケラカンと言っていた…。その都度、 母親に「あんた!何言ってるの!」ってこっぴどく叱られていた。でも、私は誰でも見えてると思っていたから、何で叱られるのかも理解出来ずにいたのさ…。 まして、言った事が本当にその通りになっちゃうもんで、母からは、「あんた!変な事ばかり言うんじゃない」って変な子扱いされる始末だったんだけど、ある 日、とある霊能者のおばさんが、私の事を母に「この子は普通じゃないモノが見えているんです。そして将来必ず私みたいな事をしますよ…」って言われてか ら、母はある程度納得してくれたみたいなんだけどね…。
子供とはいえ、段々「誰にも見えていないんだ…」って理解して来た頃、自分で何でもかんでも言ってはいけないんだ!って自分に言い聞かせたよ。でもやっ ぱり子供の頃は自己主張したかったのか、認めて欲しかったのか周りの子に言ってしまうんだよね…。「お前、昨日カツどん食べたでしょ?」「トイレ入る時く らいドア閉めろ」「おねしょして叱られたでしょ?」とか言っていた…。でもそんな子供たちは私の前から皆、去っていった。「お前が怖い!」「お前はオバケ だ!」ってね…。だから、そうゆう事は決して言ってはいけないんだ!って思って、20才になるまで絶対言わなかった。

だから!っていう訳じゃないけど、こういう仕事だけは”絶対”にしないと思っていた…。本当にこういう力って不公平で、人の事はいいから自分の事見えた らいいのに!ってつくずく思う。自分の事は何一つ解りませんもん。まして、テストの答えが見えるとか、競馬で来る馬が解るとかなら、絶対この仕事してる訳 ないじゃないですか!見えて得なんかあると思いますか?私達の時代はまだまだ”親友”って言葉が生きていた。「お前、俺の親友だよ」って言われたら、恋人 が出来たように嬉しかった。でも…見て本当は誰にでも言っている!って解ったら皆さんどう思われますか?恋人が出来て「愛している」って言われても見た ら”他に違う人いる”って見えたらどう思います?本当にこれで得した事なんか一度もないような気がする…。だから、今でも仕事を離れてプライベートで見る 事は家族であれしない。そのほうが怖いもん。私は普段から見えてるのではなく、見ようとするスィッチが自分のケースではあるようで…。
当然、学校出てから普通のサラリーマンになったが何故か2年ともたなかった…悲しいことに、その当時私的に色々ありまして、気が付いたらこの仕事しか 残っていなかった。あれだけ嫌だった事をするはめになったのは運命ではないと思う。たぶん、私の宿命や宿業と言われるものなのだと今は考える。運命は自分 で変えるもの!って常々思ってますもん。

霊が見えるとか、不思議な能力がある方、皆さんの周りでもけっこういると思いますけど、本当にその力が強い人は、あまりそういう事を言わないと思います よ。経験上ね…ムヤミヤタラにそういう風に持って行く方はたぶん…じゃないですかね。
何か今回のコラム、不思議なおはなしらしくない内容だったかも?また次回からはいつものコラムに戻しますんで、お許しを!