■犬神
皆さん、「犬神」って言葉知っていますかね?一種の憑きものなんだけど、動物霊が憑いた!っていうのは昔からキツネ憑きが有名ですよね…。一般に犬神は高 知県の山間部に残る”憑き物”とし言い伝えられているものなんですよ。勘違いして欲しくはないですけど、高知県限定のでは決してありませんからね。 犬神が憑くと財産を失ったり、病気になったり下手すると死んだりすると信じられていたものなんですわ…。犬神って一体何?って方のために少し説明する と、犬神という悪霊を使役する一種の召喚術の事で、中国の道教には以前ブログに書き込んだ「巫蠱」という呪法がありこの中に「犬蠱」という術が存在してい たそうです…。
犬の霊を使って呪いをかけるというもので、これが日本に伝わった後、民間に流出し、独自の発展を遂げたらしいのですが、犬神を使う犬神使い は、まず術者自身が悪霊を作り出すところから始めるようなんですね。
この犬神の作成法はかなりおぞましく、残酷過ぎるんだけど、生きた犬を土に埋め、首だ け出しておくんですよ…。そして犬の目前、それも絶対に食べる事の出来ない距離に食べ物を置き、そのまま放置するんですわ。犬は飢えで苦しむ事になるんだ けど、この苦しみが頂点に達した時、その犬の首を切り落とすんです。そうやって生み出された犬の死霊は術者に取り憑き、術者に熟成されると術者の思いのま まに使役出来たと言われているんですよ。
無論、悪霊にわざわざ自分を呪わせる行為な訳で、とんでもなくリスクも伴う諸刃の剣だったのは間違いないし、術者 自身相当な霊力の持ち主でないとまず無理だったでしょうね・・・。

犬神は、その使い手 が死んでも消滅することはなかったようで、術者の子孫…主に母方から子供に伝わって行くとされてました。これを犬神の家系と言うんだそうです。犬神は自分 が取り憑いた家系の者のために働き使役に応じたといいます。例えば、他人の財産を奪って犬神の家の者に財をもたらし、
犬神の家系は裕福になるとされたり、 犬神の家系の者が”憎い”と思った相手に憑依し、害をなすとされていたようです…。単にムッとした程度であっても犬神は容赦がなかったようで、とにかく厄 介な代物だったようなのね…。だからと言う訳でもないんだろうけど、犬神の家系の人たちは周囲から恐れられ、差別の対象にもなっていたのも事実のようで す…。

ところが、実は数年前にとある行者さんの所で、私見た事があるんですよ…。”犬神”なるものを!それは…はっきり言ったら犬の上顎だと思うんだけど、本 当にあったんだ!って言うのが本音でかなりショックでしたね…。何か涙出ちゃいましたもの…。ある方がある人物から譲り受けてから不思議な不幸ばかりが続 きすぎたんで、どうしょうもなく持ち込んだらしいんだけどね…。
人を押しのけてまで自分にメリットを求めても決して幸せにはなれる訳ないじゃないですか!昨今では呪い屋なる商売まであるそうです。ある雑誌には呪い グッズなんかも通信販売しています。売っているという事はそれを使う輩がいるという事で…悲しくなります…。「人を呪わば穴二つ…」最後に行き着くところ は結局自分になのですから…。
これを見てくれた方は決してそんなアホらしいものに目が行かないと信じてますよ。実際、人を呪った方がどんな末路を辿ったかそのうち機会があれば…。