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[2010.09.01]
■ノアの方舟
 旧約聖書の「創世記」によるとエデンの園を追放されたアダムとエバの子孫達は、地上において繁栄し、順調に増えていった…。「神の子」たちはそれぞれ人間の妻をめとり、子をなした!とある。ここで言う神の子とはアダムの子孫ではなく、天使たちの事で、こうして誕生した子供たちはネフィリムと呼ばれ、大昔の名高い英雄になったという…。ただ人が増えると同時に、人によってもたらされる悪行もまた地に蔓延した…。 


 その状態に心を痛めた神は、人を創造したのはやはり”過ちだった”と悔い、洪水を送って地表を一掃する決意を固めてしまう…。 
 
 但し神は、人間を滅ぼしつくしてしまうのではなく、ただ一人だけには慈悲をかける事にした!というのもその男…ノアは、その時の世代で、ただ一人神に従う無欲の人物だったからで、神はノアに方舟を造るよう命じ、その詳しい手順や寸法についても教えたそうだ。 
 ノアは彼の3人の息子と共に長い時間をかけて方舟を完成!すると神は再びノアに語りかけて来た…。「さぁ、あなたとあなたの家族は皆、方舟に入りなさい。そして、清い動物7つがいずつ、清くない動物を1つがいずつ取りなさい。空の鳥も1つがいずつ取りなさい。彼らの子孫を絶やさないために…。1週間後、私は40日と40夜の間、地上に雨を降らせ、私の創った生物を地表から拭い去る…。」ノアが方舟に乗せた生き物の正確な数は不明なんだけど、聖書の別の箇所では、すべての生物の雄雌つがいの2匹ずつ集めたとも書かれている…。 
 ノアは息子達と協力して、方舟には動物たちと食料が積まれ、期限までにすべての準備を終わらせ、ノアの一族が乗り込む…。この時、ノアは600歳だったらしいのだけど、間もなく神の予告通り、ちょうど7日後に壊滅的な豪雨がやって来て、洪水は40日間(150日間とも言われている)続き、方舟は水面に浮んだが、それ以外のものは地上の最も高い山ですら水の底に沈んだという…。地表に残っていた生けるものは、人も鳥も獣もことごとく息絶えた。 
 
 40日が経つと、やがて水は退いていき、方舟はアララトの山の上に止まった。神はノアに言った。「さぁ、方舟の外に出なさい。あなたの家族、あなたが連れて来た動物も一緒に…」ノアはそこに祭壇を作り、捧げ物を焼いた。神はノアに、二度と大地の生物をことごとく罰する事はしない!と約束をする…。その証が、雲の中に現れる虹なのだ!という…。 
 まぁ、長々書いちゃったけど、ここまでがノアの方舟の伝説っすよね?ところが、その”ノアの方舟”が、なんと!聖書の記述どおり、今もアララト山の頂で氷河に包まれたまま放置されているという…。この山はイラクのユーフラテス川上流にあって、1919年、その上空を飛んだ旧ソ連の飛行士ウラジミールは、「アララト山に破壊された方舟があった!」と発表した! 
 
 このウラジミールを信じて、その後、世界各国の探検家たちが方舟を発見すべくアララト山に挑んだが、いずれも失敗…。1955年になって、フランスの探検家ジャン・ナバラが、3度目の挑戦の末に方舟を見つけ、その破片を持ち帰った!その古木の破片は、イトスギの木で、約4000年以上前のもの!と推定された!「旧約聖書」によると、ノアの方舟はイトスギの木でつくられた三階建てで、現代の単位に直せば、およそ15000トンの船になるそうなの…。船の内側と外側には水漏れを防止するため、天然のアスファルトが塗られていたんだってさ…。 
 
 探検家ジャンの古木の破片が考古学的資料としたら、それに先駆けて、文献史料の面からも「ノアの方舟」は実証されている。その文献史料とは、メソポタミアのニネヴェで発掘された「ギルガメッシュ叙事詩」!ニネヴェの「ギルガメッシュ叙事詩」は紀元前7世紀のもので、1万数千枚という粘土板に楔形文字が刻まれているが、1872年に解読されている。 
  
 それには、「みんなで協力して巨大な方舟をつくり、水漏れのしないアスファルトを運び続けた。動物や金銀財宝を積み込むと、大暴風雨になった。洪水の波は山までも達し、6日6晩の後、山の頂上にいたった方舟からは大海原の景色が見えるばかりだった…」というような事が記録されている。 
 
 メソポタミアの地には、かつて洪水によって堆積したと思われる粘土質も見つかっており、その点からも、この叙事詩の記録が事実である事が証明されている。グーグルアースなんかで、見る事出来ないですかね?方舟…。 
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▼コメント(4)
名前:タリズマンM  2010.09.05 02:16:38
あいさま  
 
ご返事のほう、遅れてすいません。  
知床のほう、周って来たんですね。ジブリのもののけ姫の森ですか?面白い表現で、関心してしまいましたよ。確かに、あれだけ手付かずの自然ですもんね…。私も、道東方面は大好きです。また行きたいなぁ~。とんでもないパワースポットたくさんあるし!  
 
伊達に何故?あまり深い意味ないですね(笑)。気がついたら…って感じです。  
 
あい さまも、今や2児のお母さんですか?何か、とても嬉しく感じます。  
 
是非に、またこのブログ遊びに来て下さいね。お待ちしております。 
名前:あい  2010.09.02 20:46:57
ありがとうございます。  
伊達からだとかなりの距離ですが、高速無料化でなかなか便利になりましたね*  
私は、遠軽初めてでしたが、観光地たくさんあるんですね。楽しくて、そのまま、知床方面もぐるりまわって来ました。  
知床公園はえぞしかがたくさんいてジブリのもののけの世界でした!!!今度は冬のオホーツクも見たくなりました*自然はとても癒されますね。  
ところで、生活するのに伊達の土地を選ばれたのは、歴史がら好まれたのでしょうか?コラムをみてなんとなくそう感じたので。  
 
お邪魔させていただいたのが、思えば7年前の主人と結婚直前の時!!  
今は、二人の子に恵まれ、暮らしております。  
あの時の言葉に感謝しております。  
またぜひお会いしたいですが、しばらくは、こちらにお邪魔で我慢です(^o^*)  
次回のお話も楽しみにしてまぁす!  
 
名前:タリズマンM  2010.09.01 14:22:35
あいさま!こんにちわ!お久しぶりです。  
お元気そうで、何よりです。  
そのような影絵ですか?興味ありますね!  
ありがとうございます。  
 
遠軽はちょっと遠いけど、機会があれば是非に!そして、本も探してみますわ!  
 
あいさまも、暑さ続く毎日です。お体、ご自愛下さいね。  
また、お店にも、この場にも遊びに来て下さいね!お待ちしております。 
名前:あい  2010.09.01 01:21:34
お久しぶりです。  
またコメントさせて頂きます。  
先日、函館トラピシチヌで好きな影絵の藤城清治さんの本を見つけました。  
”天地創造”や”イエス”などの影絵も作られていることをはじめて知りました。  
翌日、遠軽の藤城さんの美術館で北海道をテーマにした巨大な影絵をみて感動!!!  
原本が飾られているので、細部の細かさがよくわかりますよ。  
機会があればぜひお薦めです*  
暑いのでお体気をつけて、これからもたくさんの方に元気を分けてあげてくださいね! 

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タリズマン・マスター
タリズマン・マスター
1995年から、この伊達市に、占いスペースを開き、運命アドバイザーとして占いをおこなっています。  
札幌、苫小牧など、遠方よりお越しになる方も、多く占わせていただいています。  
 
占いに使うアイテムは、タロットカード、占星術、など、多岐にわたりますが、アイテムをガイドとして使いながら、霊感によって、その人の本質を霊視します。  
この仕事についたのは、運命だと思っています。 
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