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[2010.06.01]
■狛犬
 神社へ参拝に出掛けると、参道の入り口や社頭で、たいていは一対の狛犬に迎えられますよね?口を開いているほうは梵語の初韻の「阿」を、口を閉じているほうは終韻の「吽」を発していて、一切万有の原理を象徴しているようなの…。「高麗犬」(こまいぬ)と書かれる事もあるから、朝鮮半島原産のもののように思われるかも知れないが、そのルーツは中国の想像上の霊獣である壁邪(へきじゃ)にあるといわれている。 


 
 壁邪は角を持つ鹿に似た動物で、魔を祓う霊獣としてその石像が貴人の墳墓や王城の入り口に置かれていたものだそうで、それが海を渡って日本に伝わると、犬に似ている!という事で、「高麗(異国)犬」と名付けたらしい…。 
 
 また、日本の古代には隼人(薩摩・大隈出身の男性)が吠声(犬の鳴き声)を出して宮廷の守護にあたったようで、この事が狛犬のルーツに関連しているとも言われている。 
 
 その一方で、中国には、インドから仏教を通じて”獅子像”が伝えられた…。古来、王権の象徴とみなされていたライオンだが、ライオンが生息しない中国では、獅子像もまた、壁邪と同じように魔除けのシンボルとなって、悪魔祓いの獅子舞や神獣としての唐獅子を生み出し、日本に伝えられていったに違いないだろうね…。沖縄の民家に見られるシーサー像もこの系譜に連なるものだろうと思う。 
 
 ところが!今日では獅子と狛犬は別物であるにもかかわらず、混同されている場合がほとんどの神社で見られる!本来、狛犬と獅子は別物であり、平安時代の日本では狛犬・獅子を左右に配して一対としていた!それがいつの間にか混同され、あるいは2つの形像が融合して、獅子像も狛犬とみなされるようになってしまったようなの…。 
 一般的には、角があるのが狛犬で、角がないのが獅子として区別出来るようなんだけど、そうとも言い切れない場合もある…。というのも、狐(稲荷神社の神使)、牛(天満宮の神使)等と違って、狛犬も獅子も、元々日本人にとってはどちらも想像上の動物な訳で、神社や時代によってその意匠に驚くほどの差が見られる。昔から日本人って、外国から来たものには弱いんでしょうね…。「黒船見せられたら、私たちはかないません!」的な考えは、昔から今も続いているんでしょうね。 
 
 今度、神社に行ったら獅子か狛犬か見てみて下さい。本当の狛犬ってあまり見た事がない気もしますけど…。 
 
  
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タリズマン・マスター
タリズマン・マスター
1995年から、この伊達市に、占いスペースを開き、運命アドバイザーとして占いをおこなっています。  
札幌、苫小牧など、遠方よりお越しになる方も、多く占わせていただいています。  
 
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この仕事についたのは、運命だと思っています。 
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