■双頭神オアネス
古代シュメールの粘土板に刻まれた神話には「オアネス」と呼ばれる海神が登場する…。その最大の特徴というのが、魚と人間という2つの頭を有する”双頭の神”であるという事!頭だけでなく、全身のほとんどをウロコが覆っているのだけど、尾ひれの内側に人間に近い2本の足があって、半人半魚ともいえる姿をしているが、人間と同じ言葉を話したらしい…。
ペルシャ湾から突然、姿を現したこの海神は、日中は人間と共に過ごし、日没になると海に帰って海中で過ごしていたようで…。オアネスはおよそ7日間かけて、あらゆる知識をシュメールの人々に授けたとされている…。その存在は「オアンネス」としてバビロニア時代にも伝承され、神官ベロッソスによる次のような記述も残っている…。「原始的な生活を送っていた人類の祖先に、科学、芸術、文学への目を開かせた。まさに文明の教師だった。こうして神殿建設技術が、法律の何たるかが、その編纂方法が、そして幾何学が、人間のものになったのである…」

