■アイヌの動物神
最近、夜中にTVを見てたら、「ゴールデンカムイ」なるアニメが入っていて、ちょっと聞いた事あったんで、その漫画すごくヒットしてるんですってね…?アイヌの少女と元兵士のある意味宝探しがテーマなようなんですけど、内容はかなりえぐいけど、アイヌ文化も色濃く表現されているようです。アイヌたちにとって、動物は信仰の対象であって、動物は神使いではなく、神様とされています。
神様である動物たちは、天上の神の国にいる時には人間と同じ姿をしており、同じような生活を営んで、一定の時期に人間の住む地上を訪れるとされています…。

アイヌたちの宗教観におけるクマは、陸の幸をもたらす象徴的な神様です。狩猟期前の秋末に行われる「イヨマンテ(熊祭り)」では、大事に育てて来た子熊を、月夜の晩に殺して神に捧げます。こうして手厚く祀ると、クマの霊は神の国に帰って、仲間のクマに「人間に大事にされた…」と話すとされているのです。
すると仲間のクマは、それでは自分も行ってみよう!と思い、地上はクマでいっぱいになって、アイヌの食べ物が満たされるという仕組みです。だから、この祭りは、狩猟によって主食を得ていたアイヌにとって、クマの精霊を天に送り返す神聖かつ重要な儀式とされています。
もちろんクマに限らず、アイヌは食用とする鳥獣魚類には、全てイナウ(御幣)を立てます。例えば、主食としていたサケは「カムイチェプ(神の魚)」「シペ(本当の食べ物)」と呼んでいました。また、シャチは、海の幸をもたらす神様として「レブンカムイ(沖の神)」と呼んで、クジラの肉を送り届けてくれる大事な神様として崇敬していたそうです。
