伊達市地域生活情報マガジン『むしゃなび』へ ブログ★むしゃなび トップへ [今日:2] [昨日:0] [1982] rss feed
[2014.04.01]
■ウサンシー
 「桃太郎」「かぐや姫」「つるの恩返し」等、日本にはたくさんの昔ばなしがありますよね…。そんな昔ばなしの一つ「浦島太郎」は誰もが幼い頃に一度は耳にした事があるはずですよね?浜辺でいじめられている亀を助けた浦島太郎は竜宮城へと招かれ、乙姫の歓待を受ける。そして、地上に戻る際、浦島太郎は絶対に開けてはいけないという玉手箱を手渡される。故郷へ戻ってみると、何百年という月日が経っていた。悲しみに暮れた浦島太郎は乙姫の言葉を忘れて、玉手箱を開けてしまう。すると中から白い煙が立ち上がり、浦島太郎は老人に姿を変えてしまった…。 


 主なストーリーはこんなところですよね?この物語の起源は古くて、原型とされる話は「日本書紀」や「丹後国風土記」にも見られる。もっとも、現在よく知られている形になったのはもっと後の時代なんですけどね…。 
 
 浦島太郎伝説は日本各地に存在していて、ここが物語発祥の地だ!ここが舞台となった浜辺だ!と伝えられる場所がいくつもある…。 
 沖縄本島南部の南風原町(はえばるちょう)与那覇にも浦島伝説が残されているのだけど、琉球絣の産地として知られる南風原町は、沖縄には珍しく海に面していない町でして、この物語が出来たのは、与那覇村が誕生した15世紀後半以降だと推測されている。主人公は、与那覇村に住んでいた隠作根子という名の青年で、「オサネシ」と読むのだが、地元では「ウサンシー」と呼ばれているものの、ストーリーは驚くほど浦島太郎と似ている。 
 
 隠作根子が与那久浜(与那原)を散歩していると、イリガンを拾った。イリガンとは女性が髪を結ったり垂らしたりする時に使うつけ髪、かもじの事らしいのだけど、そのイリガンを持ち主に返そうと周辺の女性たちに聞いてみたが、誰のものでもない…。途方に暮れて浜辺に佇んでいると、隠作根子の前に一人の美しい女性が現れ、それは自分のものだと言った。 
 
 すぐにイリガンを手渡すと、女性はお礼に隠作根子を竜宮に招待したいという…。彼女についていくと海が開け、海底の豪華な宮殿へと辿り着いた…。 
 
 盛大な宴でもてなされた隠作根子はここで3日を過ごすのだけど、ふと故郷が懐かしくなり、家へ帰ると申し出る…。隠作根子を竜宮へ招いた女性は、「ここは人間界とは時間の流れが違います。故郷へ戻っても、すでに33代が経過しており、身内の方々もいらしゃいませんよ…」と引き留めたが、隠作根子はどうしても帰る!と言って聞かない。そこで、女性は紙包みと1本の杖を渡してこう告げた…。「ここへ戻りたくなったら、杖を海に投げ込んで下さい。そうすれば、道が出来ます。この包みはそれまで開けてはいけません!」 
 故郷へ戻った隠作根子は驚いた!辺りの様子は一変していて、どこへ行っても見知った顔など一つもないうえ、言葉も通じない…。茫然としながらある丘に辿り着くと、杖をその場に突き立てて思わず紙包みを開けてしまう! 
 
 すると中から白髪が飛び出して来て隠作根子にまとわりついた!たちまち彼は老人になってしまい、そのまま息絶えたという…。 
 
 これが与那覇村に伝わる物語ですわ…。浦島太郎では定番の亀も玉手箱も登場はしませんが、展開は瓜二つですよね…? 
 隠作根子の物語は伝説であるにもかかわらず、奇妙なことに与那覇には隠作根子ゆかりの場所が存在している。ウサン獄は「浦島太郎伝説の地」として知られ、小さな祠の中には「おさねしの墓」という表記がある…。また、「御殿小」は地元の拝所となっている場所なのですが、隠作根子の家だったとされている。伝説と現実が入り交じったような不思議な空間が、与那覇にもある…。 
▼トラックバック(0)
このエントリへのトラックバックURL:
現在トラックバックの受信を停止中です
▼コメント(0)

▼コメントを書く...
*必須入力です
 「コメント」欄は日本語で記入してください。
 英字数字のみだと、コメントと見なさず投稿できません。
※コメントは承認後に掲載されます。
*お名前:
メール:
URL:
*コメント:
PROFILE
タリズマン・マスター
タリズマン・マスター
1995年から、この伊達市に、占いスペースを開き、運命アドバイザーとして占いをおこなっています。  
札幌、苫小牧など、遠方よりお越しになる方も、多く占わせていただいています。  
 
占いに使うアイテムは、タロットカード、占星術、など、多岐にわたりますが、アイテムをガイドとして使いながら、霊感によって、その人の本質を霊視します。  
この仕事についたのは、運命だと思っています。 
ブログ検索