■星印
日本の家紋にも見られる「☆」のマーク…このマークを見ると誰も連想するのは星のイメージですよね?この事も関係するのか、この星マークが誕生した起源を考える時、私たちは西洋の国々を起源しがちですよね…?確かに、西洋では星マークは北極星信仰と結びついたり、海の女神であるヴィーナスをあらわすものとして、船乗りの腕の刺青として彫られる事が多いマークだそうで…。
ただ、日本でも星マークは古くから家紋に取り入れられており、魔除けの象徴として活用されていた事も解っている…。
平安時代に摂政 藤原道長の覚えめでたかつた陰陽師 安倍清明の判紋が星のマークである事は、皆さんもよくご存じでしょう。安倍清明は8世紀初めの右大臣、安倍御主人の系譜をひき、陰陽道の才に優れ、道長だけでなく皇室の吉凶までを占っていた陰陽寮の長までしていた実力者で、安倍清明が創作したといわれる星マークは「結びの呪術」を表している。

また、星マークを護符として伝統的に受け継いでいる地方もありますよね?三重県の鳥羽沖に位置する神島の家々では家の戸口には、護符の木札をかかげているところが多い。この護符には星マークが書かれていて、地元の人々は、これを「セーメー」と呼んでおり、どうやら安倍清明にちなんで命名されたみたいで…。
伊勢志摩地方というと海女の女性たちが今も活躍している事で有名ですが、彼女たちの手拭いにも星マークが紺糸で縫いこまれている。海女たちはこの印を「ドーマン」と呼び「魔除け」や「魔おどし」にご利益のある印として、今も海に潜る時の安全の印としている…。ドーマンと言ったら、一般的には、安倍清明のライバルで芦屋道満が用いたとされる九字の印の事のようには思うんですけど…?
