■今年の甘夏ママレードと見た目の話
今日は日差しはありますが、気温があまり上がっていないような、風のある大滝です。 青空はとてもきれい。
新緑も、若々しい青葉の色がとてもきれい。
今年も無農薬甘夏がつきました。
6月いっぱいまであるかな、という状況です。
ほしいかたはお問い合わせくださいね。
今年は風の被害が少なかったのか、
お顔のいい方々が多いですが
第一便は小ぶりでした。
小ぶりで酸味があり、ぷりぷりした方々を使って、
ママレードを作ります。

綺麗なアイボリーのオーガニックシュガーで
美しいオレンジ色のママレードの出来上がり。
大鍋で滅菌。

今年はラベルを新しくしてみました。

昔から白い紙よりわら半紙が好きで
(今はないですよねわら半紙。)
ダンボールとかクラフトっぽいものが
心ひかれるてんねんやは、
絵を描くときにも絵具で隠れてしまう紙も
真っ白いケント紙などは苦手で、
ブレダンという版画に使うアイボリーの分厚い紙を使っていました。高いのに。
田舎暮らしを始める時に、
包装などは出来るだけシンプルで
石油資源を節約してなんて思っていましたが
今ではプラスチックなどの資源のリサイクルも当たり前になってきたので、OPP袋なども使いやすくなりました。
まだ伊達市は燃えるゴミになっていますが、
札幌市のようにプラスチックのリサイクルが出来たり、富良野市や先先はエコ先進国ドイツのように、
手間はかかるかもしれないけどさまざまな資源をリサイクルしてくれるといいなと願っています。
もったいないから始まって、
先の未来まで資源をくるくる回して
未来を守るってかっこいいですし。
焼きながら合間に打っていたらなんか脱線しましたが
最近、包装やラベルなどの見た目の大事さに改めて気付いたのです。
デザインをやっていたので見た目を作る側にいたのに、見た目ばかりで中身がとんでもないものをたくさん見てしまったので進路変更し、
本物、を作りたくて畑を始め、今に至りました。
デザイナーになりきれなかったのは、
これは?と思うものに対して
デザインできなかったから。
若かったなあ、お子ちゃまだったなあと思う反面、
そのおかげで今がある。
どうしても心からわき上がる?に対して、
折り合いをつけるとか眼をつぶるとかができなかった。なんでみんなうまくやってるのに自分はこうなかあ、なんて思ったりもしました。
でも、本当にいいものに対して、それに見合った見た目をつけるのは当然のこと。
逆にそれをしないのも、不自然だなあと。
以前に、うちのぱくぱくビスケットを気に入ってくださって、よくリピートくださった方から、こんなお言葉をいただきました。
「本当においしいから、一粒づつ、大事に戴いています」と。
なんだかとてもうれしくて、
本当にうれしくて、
清楚でとても美しいその方が、
心をこめていれたお茶とともに、
私の作ったビスケットを、一粒づつ大切に戴いてくださるその様子が目に浮かぶようで、
泣けるような気持ちになったのを今でも思い出します。
それから、今まで中身を良くすることに力を注いでいたのが、見た目ももう一度気にするように自然になりました。
手にとってくださる方の喜びになるように。
贈ってくださる方の誇りになるように。
中も外も、同じように心をこめられるように。
今まだまだすべてに至ってはいないですが、
見た目にもこだわった昔から、
反動でこだわることを毛嫌いしたことを通り抜け、
自然に、それに見合ったものをつけたいと思う、
そんな風に変化してきました。
てんねんやのお品たちも、
初期の頃からはずいぶんと変わってきています。
もう少し、わたわたせず、
落ち着いて一つ一つに真心込めてやりたいなと思う
この頃です。
つらつらと焼きながら書いていたら
思ったより長くなってしまいました。
では今日の最後の写真

胸キュンなくらい。
これで胸キュンな私は変かしら(笑)
皆さま今日も善い一日をお過ごしくださいませ^^