■誰にとっての不都合な真実
雪です* 真っ白です**
とうとう来た~今年の本格的な冬***
毎年のことですが、土も見えないくらいに完全に白く積もった初めての日は感動します。
あんなに暖かかったのに、今年も普通に寒くなって、順番通りに木の葉が落ち、雪虫が舞い、
カラマツの葉が落ちると雪。
自然は本当にさりげなく、でもしっかりとめぐって
私たちに四季の恵みを下さる。
寒さが厳しく、雪も多く、住むには厳しい大滝は、
その分とても清らかです。
近年明らかになった水の実験結果の一つに、
自浄作用があります。
水は、汚染されても、層転移するときに自らを浄化するそうです。
層転移とは、水が気体になったり、氷になって固体になったりすることで、その逆も層転移です。
これを知ってから、大滝の清らかさの理由の一つがこれかなあと思いました。
雪がたくさん降り、その沢山の雪が春に溶けて流れていく。膨大な水の層転移です。
空気中の水蒸気が結晶して雪になるところでひとつの層転移。
雪が降って溶ける。またひとつの層転移。
地球は見事な浄化作用をもって、
私たちが汚してしまった水を、元に戻してくれる。
なんて、素晴らしくありがたいことでしょう。
自浄作用が間に合わないくらい、人が汚してしまったら大変。せっかくきれいにしてくれているのに、いつになってもあちこちで汚染していたら、いったいどうなるのか分からない。
地球は自然に護ってくれているのに。
だからこそ、汚したくない。
だからこそ、きれいに護っていきたい。

先日、久しぶりに自主上映の映画を見に行きました。
「世界が食べられなくなる日」です。
遺伝子組み換えの食品を食べ続けたらどうなるか?
結果は…想像以上でした。
子供たちに、一切食べさせたくない。
でももうすでに、地球上には遺伝子組み換えの作物が蔓延してしまっている。
私が種を買わせて戴いていた、長野県の自然農法センターでは、もう数年前に在来種のトウモロコシが遺伝子汚染されてしまい、自家採取ができなくなってしまいました。
トウモロコシの花粉は、何キロも飛ぶのです。
自分が遺伝子組み換えのトウモロコシを作っていなくても、風媒で汚染されてしまう。
遺伝子組み換え植物の恐ろしいゆえんです。
国から安全といわれていて、後で覆されることは昔から枚挙にいとまがありません。
私がお世話になっている、水俣のはんのうれんという団体は、水俣病でチッソに毒を飲まされたから、自分たちは毒を使わない、との思いで無農薬で柑橘や野菜など作っています。
遺伝子組み換えの食品は、スーパーにあふれてる。
非遺伝子組み換えの表示のないもののほうが多いのです。
私は本能的に怖かったので、極力自分で在来種の種とりができるものを選んで栽培し、出来るだけ買わない方向で、買う時も極力選んできました。
不自然ですもの。
人が、そこまでしていいわけがない。
これは、本能的な感覚です。
だって私たちは、自然にあるもので今までずっと生きてきた。
もっと原始の時代にも、
電気や水道やパソコンやコンビニが無くても、
ずっと命をつないで生きてきたのです。
今の、便利で綺麗で快適な暮らしを批判しているのではなく、人って、命って、もっと自然でたくましいものだと思うのです。
この映画を見に来ている方は沢山いました。
フランスの映画ですので、世界中で見た方は、更に沢山いるでしょう。
その中で、うちに帰って、生活を変える方はどれだけいるのでしょう。
この事実を、声をあげて伝える人は、どれだけいるのでしょう。
ある意味命がけで実験して、これだけの事実を世界に伝えてくれた映画の製作者の方々に、心から敬意を表します。そして感謝します。
上映してくれた方にも、同じく敬意と感謝を表します。
事実を知った、その後は?
それは、それぞれの自由意思です。
この映画が上映されて、困る立場の方もいることでしょう。
この映画が、不都合な立場の方もいることでしょう。
上映会の後、
知らなかったときと同じ生活を続けないほうがいい、
私はそう思いました。
せっかく教えていただいたのだから、
出来るところから変えていこう。
てんねんやは、もっと自然になれる。
皆さんに、自然なものを提供してさし上げられる。
非遺伝子組み換えで、
無農薬、有機栽培のもの。
昔から、自然に作られていたもの。
食べても、人に差し上げても、
心も体も痛まないもの。
人にとって、良いものを
漢字にすると、「食、」です。
人と、良がくっついているでしょう?
本来食は、人を良くするものです。
理想より、ずいぶんゆるくなってしまったてんねんやを、今どき風にエコでスリムに引き締める、いいきっかけになりました。
北海道産オーガニック小麦全粒粉、仕入れました。
ぱんたち、さっそくリニューアルします。
人は、良くなるために生きている。
良くするために生きている。
アル・ゴアさんの映画もそうでしたが、
本当は、誰にとっての不都合な真実なのでしょう。
作っている側?
摂取している側?
儲けている側?
享受している側?
事実は、今は探求すればいくらでも出てきます。
感性と本能をなくしたくないなと、
強く思います。
自然でありたい。
地球の一員として。
自然の一員として。
普通のこと、ですよね^^