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[2007.09.12]
■福島シェフの料理を試食する
北海道のゴルフは本州とちょっと違う。ルールが違うのではない。ここではプレイはハーフで休まずに、ワンラウンドを通しでプレイする。 
これは世界のスタンダードである。アメリカでもアジアでもオーストラリアでもそうでる。 
 
ところが関東地方では、スタート時間にかかわらずハーフで休憩して昼食となる。だから8時頃にスタートすると10時過ぎに昼食を食べることになる。 
これはゴルフ場にとってはありがたいことである。 
 
ところが北海道ではゴルフ場が近い上に通しでプレイする為に、午前のプレイの人は終わると家や会社に帰ってしまう。午後からのプレイの人は昼食後に来ることになる。 
 
だからゴルフ場の食堂は食べる人が少なくて非常に困る。全員が食べないなら食堂を廃止すればいいのだが、食べる人もいるから困る。また、コンペの後のパーティも飲酒運転が厳しくなった為に、ゴルフ場で行わずに町に出てするようなってしまった。 
ゴルフ場の食堂経営はそんなことで大変なのだ。 


トーヤレイクヒルGCのレストランのシェフが今シーズンから変わった。 
 
 
シェフは福島さんという如何にもシェフらしい風格の男だ。その福島さんの腕前を見せてもらう為に食事会が開催された。出席者はゴルフ場のオーナーの会長であるO夫人、社長のKさん、N画伯夫妻、それに我々の6人であった。 
 
K社長の指示で冷蔵庫にある食材を使った料理ということで、シェフは思う存分に腕をふるうということは難しかったに違いない。それでも5種類の料理を作り、我々に提供してくれた。 
私の女房は料理研究家なので、それなりに評価は出来るが、私はただ食べるだけである。 
 
 
ゴルフ場はゴルフの後に食事をするので、疲れた人達が食べる。だから、味は少し濃いめになっている。我々はゴルフをしないで食べたので、少し塩味が強過ぎるように感じた。それでも精一杯頑張って料理を作ってくれた福島シェフに感謝である。 
 
来年のシーズンからは新メニューも登場するので、ゴルファーの皆さんはゴルフの前後には食堂で福島シェフの料理を食べて下さい。 
 
*本日のメニュー 
  魚介類のグラタン、ソーセージのチーズ焼き、ハッシュドポテト、ステーキ、明太子のスパ 
  ゲッティ。  
 
(おまけの話) 
今までに世界の色々な国で色々な物を食べて来た。 
高級店の筆頭はマルセイユのオーベルジュのプチニースであろう。ここは日本の皇族も利用する。 
 
地中海に面したロケーションは料理を食べる以前に『美味しい』と感じさせてしまう。夜にもなると映画に出て来るような着飾った紳士淑女が食事の為に現れた。その中で我々はただ1組の東洋人で、少し浮いていた。 
 
どうしても食べられなかった物ではフィリピンのゆで卵がある。 
それはあひるの半熟卵で、殻を割るとそこには驚くべき光景が待っていた。なんと孵化寸前の卵なのである。だから、あひるの形をして、毛も生えている胎児なのである。 
 
現地の人はそれをすするようにして食べる。私にも『こんな旨い物はないから食え』と言うが、どうしても食べられなかった。これは後にホーチミンの床屋に行った時にも出されたが、見ただけで気分が悪くなるような代物だった。 
 
でも、外国人は日本の魚の生き造りは食べられないと言う。あんな残酷な食べ方は無いと言うが、私もそう思う。私は外国人に近いのかもしれない。 
 
伊達市・桜の家から  
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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