■武漢ウィルス(66)・・・コロナと熱中症
コロナ騒動が収まらないのに、2つ目の騒動である「熱中症」が騒がれている。「一難去って、また一難」という言葉があるが、私に言わせれば「一難去らず、また一難」である。
ニュースによると熱中症で亡くなる老人は多く、暑さを感じないのかクーラーがあるのにクーラーを使わず家の中で亡くなっている。
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注文は席にあるタブレットで、お客が自分で注文する。
テレビの朝のニュースと言うべきか、バラエティ番組のような「ニュースショー」は次々と登場する時事ネタで困ることは無いようだ。
元スポーツ選手やお笑い系の芸能人が、どんなニュースにもコメントをするのが腹立たしい。
新型コロナウィルスと熱中症の報道の量の割り振りをどうするかで、編成会議は揉めていないだろうか?
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8月17日に浜松市で41,1度という、観測史上最高気温が記録された。
その日にお墓参りに行った老夫婦が新型コロナウィルスではなく、熱中症で死亡したと知り、お墓で死ぬとは誠にお気の毒であると思った。
私の両親のお墓はここから電車で行くと、約1時間半以上は掛かる。
それもあり両親のお墓で熱中症になる危険を避けて、今年の墓参りは中止した。
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8月20日に開催された日本感染症学会の講演で、新型コロナウィルス感染症対策分科会の尾身会長は「全国的に見るとだいたいピークに達したというのが私たちの読み」との見解を示した。
こうなるとTV報道は困るのではないか?
毎朝の恒例の「コロナ怖い」の、煽りが出来なくなってしまう。
でも21日朝の番組を見た限りでは、あまり影響を受けていないようだった。
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今はワクチンの話題で盛り上がっているが、年間に日本で1万人以上も亡くなっているインフルエンザだが、いまだに有効なワクチンは出来ていない。
またあれだけ騒がれたエイズワクチンも、出来ていないのが実情である。それなのに、今ではほとんど話題にも上がらない。
どうやら人類は忘れっぽい上に、ウィルスにも勝てないようだ。
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そうなるともうウィルスと共存するしかないので、「人命か、経済か?」などの不毛な意見のぶつけ合いなど意味が無いのでは?
私は以前に会社を経営していたから分かるが、ある時を境に売り上げが80%以上も落ちたら、大多数の会社は倒産する。しかも自分の経営判断ミスではなく、政府の自粛要請ともなれば、腹立たしいがもうやりようが無い。
評論家の池田信夫氏が書いている「国民全員PCR検査がもたらすアウシュヴィッツ状態」が参考になる。
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(390円)
私が身近で目に出来るのは、多くが飲食店である。
飲食店は利益率が低いので、今回のコロナ騒動では経営持続に対して抵抗力が無い。
お店に食材を納入している業者も、売り掛け金の回収が出来ない。
ビルオーナーの大家さんも家賃が入らなければ、借入金を銀行に返済できない。経済というものは目に見えないところで大勢の人が関わっているのだから、安易に自粛を求めて、それが後に間違いと分かっても手遅れである。
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(おまけの話)
私は知り合いで、新型コロナウィルスに感染した人を知らない。
東京都の人口は6月1日現在で1399万9568人である。一方でコロナ感染者は8月23日現在で6万1916人だから、私が感染者に巡り合うチャンスは0.4%である。
私が1000人に出会うと4人が感染者という計算になるから、絶対というくらい出会わない。しかもPCR検査で陽性となっただけで、まだ感染者かどうか分からない。
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専門家の話では「インフルエンザのウィルスは夏でも生きている。ウィルスは宿主の人間に寄生しないと生きられない。もし夏にインフルエンザのPCR検査をすれば、多くの人が陽性になるはずである。
でもそれはお金も掛かり、意味が無いから現在は検査をしないのである」と言っていた。
インフルエンザは病院で、医師が診察して判定するのが決りである。
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なぜ新型コロナウィルスだけは、PCR検査をするのだろう?、診察→検査が本来の姿だ。医師会が新型コロナウィルス感染の診察を拒否したことにより、今は病院に普通に来ていた人までが来なくなり、経営的に苦しくなっているというのは皮肉である。
新型コロナウィルスは冬になると、また流行り出す。
その理由は「ウィルスは夏に弱いので、静かにしている」だけで、寒くなると元気になる。
私の予想であるが、「5年後には、あの時のコロナ騒動はなんだったのか?」になる。
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