■幽霊と「冷やし中華」
「夏と言えば・・・」、人により違うと思うが、私は「スイカ」と「お化け」である。昔はスイカは丸ごと買って、母が井戸に縄で吊るして冷やしていた思い出がある。
それが最近では核家族のせいもあり、スーパーで4分の1とか、場合によっては8分の1で売っている。これでは、母の思い出になりようがない。
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「お化け」であるが、TVで「お化け屋敷」の裏側をリポートしていた。
今までのやり方はお客の前から飛び出して、「ワーッ!」と言って脅かしていた。
しかしコロナ騒動で前からお客を脅かすと唾が飛び、ソーシャルディスタンスも取れない。スタッフが苦労して「後ろから脅かす」という方法を、色々と試していたのが可笑しかった。
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暑くなると「ざるそば」か、「冷やし中華」を食べたくなる。
「冷やし中華」を発明したのは、神田神保町の中華料理店「揚子江菜館」で昭和8年のことである。
そもそも中華料理とは「炒める」、「蒸す」、「焼く」、「煮る」などで、冷たいメイン料理は殆ど無いと思う。
発明した料理人は、日本の「ざるそば」からヒントを得たのだろう。
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ネットで「お化け」の画像を検索すると、昔の浮世絵は殆ど無いのに気が付く。「幽霊」で検索すると、山ほど出て来る。
ところが「お化け」は漫画風の物ばかりで、幽霊のように怖い画像は出て来ない。これは漫画の「お化けのQ太郎」の影響が大きいのかもしれない。だから最近の子供は「お化け」を怖がらなくなったそうだ。
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「お化け」はユーモラスだが、「幽霊」は怖い。
幽霊とは「死んだ人の霊や、成仏出来なかった魂の姿」だそうだ。
なぜおどろおどろしい姿かといえば、「この世の未練を晴らすために現れる」からである。
そうなると天国にも地獄にも行けない、中途半端な場所にいるらしい。
しかも暗くならないと、現れないという特別な事情があるらしい。
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私は初めて知ったのだが、「幽霊にも寿命がある」という話だ。
その寿命は400~500年のようで、 オカルト界では割と知られた話らしい。
恨んで出る相手もいなくなれば、「出てもしょうがない」となるのだろうか?、それならせいぜい2世代の、100年の寿命でも良いと思うのだが・・・。
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私の以前の住まいの友人(Xさん)は、幽霊に出会ったことがある。
ある夏の小雨の夜に、Xさんは近道をして多摩霊園の中を車で走っていたそうだ。
前方にライトに照らし出された若い女性が、雨に濡れて立っていたのを見付けた。彼は車を停めて「駅まで乗せてあげましょう」と言ったら、彼女は断ったそうだ。
そこで車を出して後ろを振り返ったら、隠れる場所が無いのに彼女の姿は消えていた。
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(おまけの話)
「地獄の沙汰も金次第」と言うが、私は地獄へは行きそうもないと勝手に思っている。地獄で閻魔様に払うお金どころか、現実社会でお金に困っている人は多くいる。
特にコロナ騒動でお客が来なくなった飲食店がそうで、誠に気の毒である。「お持ち帰り」や「お弁当」で頑張っているが、それでも経営を続けるには足りない。
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私は以前から昼飯は外で食べる習慣なので、コロナ騒動でもそれは変えていない。殆ど外食をしないマンションの友人2人を誘って、新橋にある中華料理の名店「新橋亭」に行った。
1ヵ月前には「矢場とん」で、「味噌カツ」を食べに誘って喜ばれた。
その時に「次回は中華料理が食べたい」と、リクエストされていたのである。
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昼時というのに、店内は50%くらいのお客だった。
ランチメニューから、「香味野菜と牛肉の紹興酒和え炒め」を注文した。ソーシャルディスタンスを考えて、大きな丸形中華テーブルに3人で座った。
料理は美味しかったがお互いに遠いので、話は弾まなかったのである。
ここは歴史がある店なので簡単には潰れないだろうが、厳しい経営には違いない。
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