■コーヒーを買いに行く
私は毎朝、朝食の時にコーヒーを飲む。そのコーヒーは元の会社のあった町の商店街の店に買いに行く。 毎月、2回は買いに行くが、その時はウォーキングである。
家から歩くと40分は掛るので、良い運動である。
途中には小金井公園があるので、1月に2回は公園の自然の移り変りが楽しめる。
今は桜も終り、小さな実を付けている。
モミジは小さなプロペラの種を付けている。
「自然って、いいなー」と、いつものことだが、そう思う。
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伊達に行く時は3年前までは、かなりの量のコーヒー豆を持参していたが、ある時、試しに市内の「ぶどうの木」で買ってみたら満足のいく物だったので、それ以来、東京からは持参しなくなった。
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その日はズルをして、自転車でコーヒー屋まで行った。
コーヒー屋の帰り道に、昨年までの我が家の留守番役のオバサンの家の前を通ってみた。
そのオバサンは昨年の8月に私達が伊達に居る時に、脳梗塞で倒れてしまい、そのまま入院を続けている。
家の前で見たら、カーテンが引かれたままとなっている。
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念の為に電話をしてみたが、呼び出し音がするだけだった。もう回復は望めないのかと思うと、少し寂しい。
今年は留守番が居ないが、近所の人が見てくれることになった。
でも、その人は元M電機の取締役だったので、偉過ぎて気が重い。
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(おまけの話)
コーヒー屋のオヤジとコーヒーの話をした。
彼は以前に勤めていた大手企業で、コーヒー豆を扱っていたので、世界中のコーヒー豆の産地に行ったことがあるらしい。
産地も色々だが、大半が南半球にある。
暑いところで、しかも寒暖の差が激しいということが、美味しいコーヒー豆の採れる条件のようだ。
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コーヒー豆は、同じブラジル産でも品質によって、安い物と高い物は6倍の値段の差があるという。
コーヒー豆は米に似ていて、安い豆はブレンドしている。
コーヒー豆は麻の袋に入っている。
その麻袋に入った豆は、船の一番下の倉庫で蒸れながら赤道直下を通って運ばれて来る。
その間に、時にはカビが発生したりする。
それを避ける為に、薬品を使う違法行為もあるらしい。
『だから、あまり安いコーヒー豆は買わない方が良い』と、教えてくれた。