■新札と東京駅丸の内北口
4月9日に麻生財務相から「2024年度上期をめどに1万円札、5千円札、千円札の紙幣を刷新する」と発表された。 新しいお札の顔は1万円札が渋沢栄一、5千円札が津田梅子、千円札が北里柴三郎となり、明治維新以降の日本の実業、女子教育、医学研究を切り拓いた人物が選ばれた。
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紙幣を一新するのは2004年以来、20年ぶりだそうだ。
これは紙幣の偽造を防止する為の作新のようだが、偽札は造幣局と偽造団のイタチごっこである。
お札の額と人物の関係は、誰がどうやって決めたのか?
私は津田梅子より北里柴三郎の方が上のような気がするが、これは勘ぐれば「女性活躍推進法」が影響したかもしれないなー。
順番を決めるのには、相当に迷っただろうと思う。
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ところが、皮肉にも新札発表の同じ4月9日に、台湾で日本の旧1万円札の偽札が摘発された。
「台湾台北地方検察署(地検)は9日、過去最大となる2億2879万円分の日本円偽札を押収したと発表した。新北市内の民家を家宅捜索したところ見つかった。民家に住む容疑者の女は2012年に中国から偽札を密輸していたという。」
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「女は2012年9月に偽1万円札5万枚を中国から旅客機で台湾に密輸していた。偽札5万枚のうち半数(2億5000万円相当)はすでに販売され、残りを自宅に隠し持っていた。」
私の今までの経験でも外国で「円」を現地通貨に交換する時に、なにも問題は起きない。外国で簡単に両替が出来る通貨を使っている国は、実はそんなに多くないのである。
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1万円札の北口は左端。
今回は1万円札に関しての話である。それも表ではなく、裏面の図柄である。裏面には「東京駅」が描かれている。
しかも「丸の内北口」である。
私は東京駅から自宅に帰る時は、丸の内側に出て、中央口か南口から出る。そしてそこから都バスに乗るのである。
道路の混雑状況にもよるが、自宅前まで約20分強である。
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だから東京駅丸の内側には、とても親しみを感じている。
丸の内側はビジネス街と皇居がある。
最近はビジネス街もファッションや洒落たレストランが増えた。
一方で八重洲口はただのビルという感じで、全く趣が無い。
長距離バスの発着場などもあり、殺風景な「ターミナル」という感じだ。
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ある日のことである。
新札に登場した丸の内北口の構図と同じ写真を撮りに出かけた。
見本の新札をコピーして持参し、同じ構図の場所を探した。
コピーを見ながら写真を撮る。撮った後で確認すると、少し違う。
これを何度か繰り返す。
そして、ほぼ同じ写真が撮れて満足したが、こんなことで満足しているようじゃ、私も小者である。
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(お札の図案はもう少し右側の上方からかな?)
(おまけの話)
東京駅の「おまけの話」を考えていて、このブログをお休みしていた時のイベントを思い出した。
丸の内側の歴史的な建物は開業100年を記念して耐震構造にするための工事が続き、2012年9月に完成しお披露目のイベントが行なわれた。
それは東京駅舎にプロジェクション・マッピングで東京駅丸の内駅舎に光を当てて、音響を伴って映像を映し出すイベントで あった。
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最近は団塊の世代がリタイアした影響もあるのか、イベントがあるとどこでも大混雑となる。
当初の予定では9月22日と23日の夜に3回行われることになっていた。
ところが無料のせいか、あまりに多くの見物客が殺到したために主催者側は危険を避けるために、初日の最終回は中止となった。
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2日目は少し空くことを予想し第1回目の午後8時に合わせて会場に行ったら、予想に反して既に大勢の人で混雑していて、指定の場所では見られず仕方なく少し離れた場所からカメラを構える。
音楽に合わせて東京駅に照明が当たる。
それが次々と違う映像に変わる。
アッという間の10分アッ間で、みんなはぞろぞろ帰って行った。
他人のことは言えない。私も野次馬なのだから・・・。
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