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[2007.09.10]
■伊達産のでんすけスイカを食べる
伊達市のSさんはインテリ農家の長男である。 
イコロ農園で出会ってから仲良くしている。彼と話していると、『うーん、タダ者でない』と感じる。 
Sさんも『農家以外の人と農業の話が出来るのは橋本さんくらいだ』とおだてる。 
 
古い考えの農家と違い、近代経営を目指しているからだろうと思う。彼はレタスが専門で、年間で30万個ものレタスを生産しているから驚きだ。 
彼の作ったレタスをホテル・ローヤルで先日食べたが、これは彼が自慢するだけのことはある初めて食べる味の素晴らしいレタスだった。 
 
そんなSさんがある日、コテージに『でんすけスイカ』を持って現れた。でんすけスイカと言うのは北海道当麻町の特産品で、スイカのイメージを変えた。 
なにしろ価格が驚くほど高い。伊達市のスーパーマーケットでも1個で6000円以上もする。 
 
大きな真黒な『でんすけスイカ』はボーリングの球のように見える。東京で買うと15000円はする。初物は25万円なんてバカバカしい値段が付く。 
だから北海道の人でもなかなか食べる機会が無い大変なブランド・スイカなのである。 
 



Sさんは半分に切ったでんすけスイカを持って来たが、それは彼の父親が作ったスイカであった。彼が帰った後に女房と食べたら、あまり甘くなく美味しくなかった。 
 
だからSさんには感想のメールは入れなかった。そしたら、そんな私の感触を察したSさんは後日、またでんすけスイカを持って来てくれた。これは美味しかったな~。 
最初に持って来た時は、まだ熟していなかったようだ。 
 
しばらくしてSさんの家に行く用事があり、ビニールハウスを見せてもらった。 
そこには大きなでんすけスイカが20個以上も実っていた。気のいいSさんの父親はお土産にまた貴重なでんすけスイカをくれた。 
 
これで今年は3回もでんすけスイカを食べる機会に恵まれた。1シーズンに3回も食べた人はこの町でもSさん以外には私だけだろうと思う。母親も負けじと趣味で作っているプリンス・メロンを食べさせてくれた。これも美味しかった。 
 
 
(おまけの話) 
彼の父親は趣味ででんすけスイカを作っている。 
当麻町ホームページ 彼のお母さんは同じく趣味でプリンス・メロンを作っている。 
 
メロン このスイカとメロンを14日の『ブランド・サンマを食べる会』で出そうと考えた。 
Sさんに値段を交渉したら、スイカは父親に、メロンは母親に直接聞いてくれと言う。そこで直接聞いたら、『いいよー。あげるよー』と息子と同じく人が良い。 
 
そうもいかないので、値段はSさんに一任することにした。Sさんは言った。『支払はそれぞれスイカは父親、メロンは母親にしてくれ。メロンの分も父親に渡すと母親に渡さないから』と言っていたが、本当かなー?それより、最初にSさんが持ってきたスイカは父親に内緒で収穫して来たので、まだ甘くなかったのではないかと私は疑っている。 
 
添付写真の『白いスイカ』はイコロのオーナーのTさんが作り出した『白い恋人』の向こうを張って名付けたものである。甘さ控え目で健康的だが、賞味期限前で、しかも控え目過ぎると私は思っている。 
  
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▼コメント(1)
名前:tiffany  2010.07.13 15:42:15
甘さ控え目で健康的だが、賞味期限前で、しかも控え目過ぎると私は思っている。 http://www.shoptraveljackets.com/ 

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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