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[2011.08.18]
■日本語を教える 
ひょんなことから日本語を教えることになった。 
そこで、このマンションの生き字引のようなIさんに聞いてみた。 
 
『誰か日本語を習いたい外国人を知っていますか?』 
Iさんは即座に、『アメリカ人が1人と、中国人が1人います』と言った。 
 
そこで私はアメリカ人のSさんに日本語を教えることになった。 
彼は日本語を話すことは殆ど出来ないが、「ひらがな」、「カタカナ」は読めるし、漢字も400字くらいは分かるようだ。 
 
教師用の手引書(みんなの日本語) 


日本語が分からない外国人に教えるということは、思った以上に困難である。 
私が何を言っても全く分からないのであるから、アシスタントが必要となる。 
 
その方法は、私が胸に付けた名札を指さしながら、『あなたの名前はなんですか?』と聞く。 
これではSさんは、何がなんだか分からない。 
 
白板 (書いて教える) 
 
そこで、私は女房をアシスタントに雇って生徒役を頼んだ。 
私が女房に向って名札を指さしながら、『あなたの名前はなんですか?』と聞くと、女房は『ハシモトです』と答える。 
これで、Sさんは『そうか、名前を聞いているのかー』と分かる。 
 
こんなようにして、根気強く同じようなことを繰り返す。 
そうすると、段々と私の言っていることが理解できるようになるのである。 
 
名札 (自分の名前をひらがなとローマ字で書く) 
 
我々日本人も英語を習い始めた時に、このような教わり方をしたならば、今頃は日本人は全員が英語を話せた筈だと残念である。 
 
Sさんは12月に「日本語検定試験」を受けたいそうなので、なんとか合格目指してシッカリと指導をしたい。 
 
日本語教室に使っている部屋(シアタールーム) 
 
(おまけの話) 
47年前にニューヨークに行った時のことである。 
行く前には米軍の基地内で、英会話を習っていた。 
だから、アメリカに行っても私の英語である程度は通じると思っていた。 
 
そこで武者修行を兼ねて、近くのバーに1人で行ってみた。 
暗い室内には数人の男がいた。 
私は勇気を出して、カウンターの男の隣に腰掛けた。 
 
自由の女神(ニューヨーク) 
 
そして話し掛けてみた。 
私が話をしてもあまり反応が無い。 
その内に、その男の返答で、私はスッカリ自信を失ってしまった。 
 
彼は、『日本語というのは英語に似ているなー』と言ったのである。 
それ以来、私の英語は上達していない。 
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▼コメント(1)
名前:shinji  2011.08.19 13:45:50
ひらがな、カタカナ、漢字400字がわかって、会話ができないというのは、珍しい外人だと思います。 普通その逆ですから。 毎日の生活はどのように運営されているのか、興味のあるところです。 例えば、銀行とか水道ガスのことで問題のおきた時など。 

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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