■脳出血から生還した友
中学・高校時代の友人のK君から珍しくメールが入った。 しばらく連絡が無かったので、「どうしたんだろうなー?」と、心配していたところであった。
メールによると、脳出血で入院していたそうである。
この年になると、いつお迎えが来ても不思議ではないので、運良く生還出来て良かったと思う。
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その時の様子を詳しく知らせてくれたが、具合が悪くなった時に携帯電話で女房に連絡して、すぐに救急車が来たのが生還出来た理由のようだ。
しかも、全く後遺症が無いというのだから、運の強い男だと思う。
そのK君は水彩画が趣味で、メールには彼の描いた水彩画が添付されていた。
色々なところへ行って、絵を描いているようだ。
それなりに上手だと思うが、私が先生風に評価すれば、『まだまだ伸びる余地があるので、努力して下さい』・・・となるか。
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自分では水彩画を描けないが、先日は地元のO画伯の水彩画の個展にも行ったし、女房の従兄は水彩画を売っているほどだから、私も見る目だけは多少はある。・・・つもりだ。
以前に私から彼にデジカメクラブ入会を勧めたが、断られたということがある。
その時にK君は言った。『カメラはシャッターを押すだけであるが、水彩画は自分で描かないと出来ない。同じ被写体なら水彩画がいい』。
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確かにそういう面もあるが、そう単純な話ではない。
K君に怒られるかもしれないが、「水彩画というものは場合によっては想像でも描けるが、写真はその場に居なければ絶対に撮れない。」
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(おまけの話)
引退したオヤジは時間を持て余して、趣味に走る。
前々からの趣味ではなく時間をつぶす為のものなので、どうしても付け焼刃になるのは仕方ない。
60歳代のオヤジ達がやっている趣味というのをインターネットで調べてみたら、次のようなものだった。
*カメラ
*神社仏閣巡り
*囲碁
*1人旅
*家庭菜園
*サイクリング
*温泉巡り
なんと、私は囲碁とサイクリング以外は全てやっている。
でも、私の場合はカメラは賞を取ったほどだし、神社仏閣もただ巡ってはいない。仏像を彫る為の研究なので、俄か趣味人とは違う。
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旅は昔から好きで行っているので、秘境にも詳しい。
家庭菜園はイコロ農園仕込みだから、プロ級である。
温泉巡りは「秘湯研究会会長」をしているのだから、筋金入りである。
・・・と、偉そうなことを書いたが、よく考えてみたらなんのことはない、私も彼らと変らず、時間をつぶす為にやっているのであった。