■人も家電も壊れ時
テレビが壊れてしまい、テレビの無い生活をしていることは既に書いた。静かな毎日も気に入っている。 いつもはあまり読まない本を沢山読んだ。
仏像も彫った。1坪農地の手入れもした。
それでも、テレビが無いと時間を持て余す。
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テレビが壊れた翌日に、冷蔵庫の製氷器の皿が割れてしまった。これから暑くなるのに、氷が自動では作れない。
仕方ないので、メーカーに電話をした。
どちらも同じメーカーの物なので、1回で済ますように頼んだ。
修理を頼んでから4日目に、サービスマンがやって来た。
私が症状を詳しく話してあったので、必要な部品を持参していた。
テレビは台から下ろして、裏返しにして、大変な作業である。裏のカバーを外したら、電子部品だらけで驚いた。
やはり、私の予想通り電源に関係している場所が駄目だった。
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高価そうな大きな電源パネルを新品と取り換えたら、直った。
次に冷蔵庫に取り掛る。こちらは意外と簡単であった。
プラスチックの製氷皿を新しい物に交換して直った。
人間は60年、機械は7年が壊れ時なのかもしれない。
人もこのように、簡単に部品を交換して直ればいいのだが・・・。
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(おまけの話)
交換作業が終ったので、サービスマンは請求書を用意した。
今は携帯電話と小型のハンディ・プリンターを使い、その場で印刷された請求書が出て来るようになっている。
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こうなると、『まけてくれ』とは言い難い。
『あの電子パネルは5~6万円はしそうだ。プラスチック皿は安いが、出張費と技術料が必要だろう。
そうすると、合計で10万円なんて言われたら手持ちが無いが、カード支払いでもいいのかなー?』、なんて心配しながらサービスマンの手元を見ていた。
そして出された請求書を見たら、1万500円と書いてあった。
ビックリした顔をした私を見て、彼は『テレビの方は、以前からスイッチが入ったり、入らなかったりしたと聞いていますので、今回は無料です。』と言った。
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なんだか意味が分からなかった。
私はそんなことを言った覚えは無いからである。
後になって考えたのだが、もしかしてあのテレビは電源パネルに問題があり、リコール対象となっていたのかもしれない。
そんなことがあったので、メーカー名は出さなかった。