■ウォーター・イルミネーション(お台場)
東京のイルミネーションを求めてアチコチと彷徨ったが、その中で最後に行き着いたのがお台場である。 他の場所のイルミネーションとの決定的な違いは、ここは海の上のイルミネーションであることだ。
新橋から『ゆりかもめ』の乗って、台場駅で降りる。
ここはデートスポットとして有名で、若いカップルで溢れている。それでも海の上のイルミネーションを撮影したくて、ジジババ・カメラマンがここにも出没している。
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海岸に出ると、目の前にはレインボー・ブリッジ、その向こうには新橋や佃島のビル群の光が闇に浮かんでいる。
虹色に光で彩られたレインボー・ブリッジが美しい。
午後5時になると、海の上のショーの始まりだ。
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海の中から噴水が勢いよく吹き上げる。
音楽に合わせてそこにライトが当てられる。
吹き上げる水で作られた煙幕が最初はブルーや赤色に染まる。その内に、そこに色々な映像が映し出される。
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空中に浮かんだ地球儀が現れ、それが象に変る。
更にキリン、シマウマ、魚、文字、人間、そしてレインボー・ブリッジと続く。最後にまた、地球儀が現れて13分のイルージョンが終った。
こんな素晴らしい光のショーをタダで見せてもらって、申し訳ないような気持ちとなった。だから、私は東京が好きだ。
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(おまけの話)
『ゆりかもめ』には以前はよく乗った。
お台場駅から少し先の国際見本市会場で、会社の製品を出品していたので、係員で行っていたからである。
引退したら用事が無くなり、ゆりかもめには乗らなくなった。まして、お台場は若者の町なので、行くことは殆どない。
海岸沿いの建物の中は若者で溢れていた。
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でも、現地でのPR不足のせいか、ウォーター・イルミネーションのショーがあるのを知らず、始まる前に帰って行く人がかなりいる。
この素晴らしいショーのことを知らないのかもしれない。
教えてあげたいが、最近の若者は、『知ってるよ!、でも用事があるんだよー』なんて言われたら怖いので、言うのを止めた。