■武漢ウィルス(18)・・・アメリカ人への質問と回答
外出自粛をしていると、ブログのテーマが武漢ウィルス以外にはなかなか出て来ない。外出しないから、写真も撮影していない。
そうすると、また武漢ウィルスの話になってしまい、自分でも嫌になっている。
そこで日本では詳しい状況が分からないアメリカのことに付いて、ロサンゼルスに住む女房の従弟に「質問と答え」という形で情報を得ることにした。

1、外出禁止は命令ですか?
(答え)カリフォルニア州も法律や命令ではなくて、自粛のお願いです。でもみんな守っています。自覚意識がとても高い。
2、違反するとどうなりますか?
(答え)取り締まって違反とか、罰金とかはありません。
3、外出するには許可証などが必要ですか?
(答え)必要ありません、自由に外出できます。みんな自分で外出や集合をしないようにしています。教会礼拝や大学の講義、会社の会議などはZOOMでやっています。

4、車での外出は許可が要るのですか?
(答え)自由にどこへでも行けます。ただし州境超えは州によって違うと思います。
5、オープンしている業種はなに屋ですか?
(答え)病院、薬屋、食料品店、ガソリンスタンドです。レストランはテイクアウトだけやっています。コー ヒーカフェもテイクアウトのみでやっています。

6、自宅勤務が出来ない業種の人はどうすればいいのですか?
(答え)多くが自宅勤務で、かつ小人数だけでガラーンとした事務所で働いているというケースも聞きました。しかし、問題は肉体労働者です。
レイオフで、給料ゼロ、会社によっては、病気休暇を使って給料を払うところもあるが、それも限度。
友人のドナは、ハウス クリーニングのメキシコ人メイドを雇っていますが、その間、お金を払い続けると言っています。ハウスクリーニングメイドやウエイトレスは明日にも困るでしょう。

7、隣近所とのお付き合いも禁止ですか?
(答え)禁止ではないが、会ったら2メートル離れて手短に話す。
8、レストランなどの休業、会社のレイオフなどの補償はあるのですか?
(答え)失業保険金プラス$600が支払われる。各家庭に$1200のチェックが届く。 年金受給者を除く。

9、なにか他に特別な禁止事項はありますか?
(答え)ない。
10、ロサンゼルスは都市封鎖ですか?
(答え)封鎖ではない。自粛で都市封鎖ではない。鉄道もバスも走っている。
11、期限はいつから、いつまでですか?
(答え)3月16日から無期限。様子を見て決める。

12、引退した人にも、なにか手当のようなお金は出るのですか?
(答え)引退者には出ない。
13、どんなことが一番、困っていますか?
(答え)困るという程ではないが、毎日家にこもっているのは精神的に鬱屈する。 近くの散歩はできるが。
14、どんなことが一番、辛いですか?
(答え)世界の最悪の事態を考えることと、毎日のニュースを見ること。

(おまけの話)
TVニュースで「ロサンゼルスでは10日から、スーパーマーケットに入る時にはマスクをしなければならない。違反者には罰金を課す」と放送していた。
そこで現地に住んでいる女房の従弟に、このことを追加で質問した。
「本当です。法律化されました。リバーサイド・カウンティでは最高で1000ドル」。

「取締りですが、警察官は忙しいので、ギャングとかホームレスとかの小さな犯罪は構っていられないと察します。ビバリーヒルズ市は家から一歩外に出る時も、マスク着用が義務となりました。
スーパーのキャッシャー・カウンターにはお客との間にプラスチック板が立てられて、唾などが飛ばないように配慮しています」。
現地からの報告は、TVでは分からないことを知らせてくれるので楽しい。

日本人が以前からマスクをしていたことに付いても聞いてみた。
「アメリカ人は別に日本人がマスクをしていたことを笑ったり、軽蔑したことは無い。むしろ衛生に関して几帳面な日本人を尊敬している。
トランプ大統領がマスクをしないのは、自分の顔が隠れてしまい、ナルシストの彼にはそれが堪えられない。マスクをするのはマッチョじゃないとでも思っているのだろう。なにしろ科学を信じない人だから」。
