■帰国前日のお花見
このブログによく登場する、ベトナム人のハンさんからメールが届いた。「毎日ベトナムのニュースを見た、心配もっとなる、突然コロナされた人数増えた。57人です」
「最初中国から16人、突然イングランドからどんどん入ってきて。20人。他は1人だけアメリカへお仕事帰って来た、そして9人に伝染性された」。
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「今ヨロッパ、アメリカ、韓国、からベトナムに入国STOP、私は帰る28日まで、突然 日本はコロナ人数増えたら、日本から便入国できるけど、14日間軍隊とこで確立されるかも知りません」
「今考える、23日の便に帰国いいかな。ですから、橋本社長は花見予定はどうですか。池袋駅ベトナムのフョウPHO THINを食べましょか?有名な店です」 と、なんとか私だから分かる文章だった。
(私はこれを全て正しい日本語に訂正してハンさんに返信した)
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ボートも今年は中止となっている。
これを要約すると、「ベトナムのニュースでは、コロナに感染した人数は57人です。今はヨーロッパ、アメリカ、韓国からベトナムへの入国は禁止です。日本がいま以上に感染者が増えたら入国は出来るが、軍隊の施設に2週間の隔離をされるかもしれない」
「だから28日に予定していた帰国便を23日に変更した方が良いのではと考えています。そこで帰国前に橋本社長とお花見に行きたい。食事は池袋のベトナム料理店で食べませんか?」。
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そこで帰国前日の22日(日)に、ハンさんの指定した池袋のベトナム料理店に行くことにしてメールで返信をしておいた。
ハンさんの情報では、その店に現役時代の私の会社の社員で、現在はハンさんと関係のある会社の社長と会長が来ることになっているようだ。
これはハンさんの帰国に際しての送別会も兼ねて、久し振りに私にも会いたいという企画だったようだ。
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もしかしたら、これが私がハンさんに会う最後の機会になるかもしれないという予感がした。そして、その夜のことである。
またハンさんからメールが届いた。(私が要約)
「帰国便は23日の予定ですがベトナム航空から連絡があり、ベトナム政府は23日から全ての国からの入国を禁止することを決定した。だから22日の便に変更になった」。
それでは折角の機会だからと、「帰国日の前日の21日にお花見に行こう」と誘った。
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二転三転したが、それで決りと思っていたら、またメールが来た。
(私が要約)
「ベトナム航空からの連絡で、帰国便は21日になった。前日に成田で泊るので、21日のお花見は残念だが、行けなくなった」とあった。
ベトナム政府の入国禁止の決定に従い、ベトナム航空が3月23日から30日間の運航停止を決めた影響であった。日本に来ているベトナム人でさえ、コロナに翻弄され続けている。
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そして最後のメールでは「コロナ消えてから、また会いましょう。私はベトナムへ着いたら、またお願い事あります。私の会社ホームページを作るつもりですが、日本語版も作りたいです」
「日本語を正し言葉と文法を修正お願いします。コロナどんどん大変になる、社長は出かける時、注意してね」のメールを最後に、ハンさんはベトナムに帰って行ったのである。
そこで私はハンさんの代りに20日にお花見に行き、その写真をベトナムに送ってあげた。
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(おまけの話)
世界的な登山家の野口健さんは「中国共産党機関紙が『欧米諸国の新型コロナウィルス感染症への対応が甘く、感染拡大を許した。反省すべきだ』」というネットニュースを引用し、
「『土下座しろ』とは言わない。しかし、せめて一言、世界に対しお詫びの言葉があって然るべき。その上で武漢の経験からくるアドバイスを世界に向け発するのが道理」。
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「また、この様な横柄な態度を取る事により、海外で生活されている多くの中国人が『差別の対象』にされてしまう事に想像すら出来ないのか」とツイートした。
全く彼の指摘の通りで、中国は歴史的には礼節の国ではなかったのか?
「新コロナウィルスの影響で、全くお客が来ない。これでは倒産してしまう」と横浜中華街の中華料理店のオーナーが嘆いていたが、コロナの影響だけではないような気がする。
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中国がいつから礼節を失ったのかを調べてみた。それによると「文化大革命が起きてからで、特に21世紀に入ってから。昔の中国は世界でも有数のマナーを重んじる国だったが、毛沢東が文化大革命を発動し、それまでの伝統文化思想を徹底的に破壊した」
「文化大革命の頃は伝統的で礼儀正しい人は封建主義とされ、攻撃的でだらしない人が革命の士として尊敬された」とあった。
中国はもう「衣食足りた」のだから、もう「礼節を知る」になるべきだ。
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