■新型コロナウィルス(5)
新型コロナウィルスが収束しないので、また話題に取り上げることになった。私の住むマンションはツインタワーで、約8000人が居住している。
小さな町くらいの規模である。
マンションは住民が管理組合を組織して、代表が理事会で運営方法を決めている。そして実際の管理は大手管理会社に委託している。
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私は以前に理事をしていたことがあるので、管理の大変さは良く分っている。私の友人の元理事のMさんが、管理会社に新型コロナウィルスに関して質問を出した。
「管理会社は新型コロナウィルスに対して、どのような対応策を考えているか?」
その回答は常識的なものだったが、もし本当に感染者が発生したら、マンションは封鎖されるのだろうか?
そうなったら、私は伊達市に行くかもしれない。
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今でも、マスク不足がなかなか解消されない。
ベトナムではどうなっているのかと思い、ホーチミン市のM女史に問い合わせてみた。
私 「ホーチミンの人達はマスクをしていますか?」
M女史 「はい、殆ど皆さんはマスクをしています」
私 「Mさんもマスクをしていますか?」
M女史 「はい、あります。普通のマスクもあり、布のマスクもあります」
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私 「マスクはお店で売っていますか?」
M女史「お店で売っていません、買えません。でも布のマスクは市場で売っています」
私 「使い捨てのマスク1枚の値段はいくらですか?」
M女史 「普通のマスクは3.000-6.000vnd、布のマスクは15.000-50.000vndです」
3000vnd (ドン)は日本円で15円だから、かなり値上がりしている。
布のマスクというのは「バイクに乗る時に排ガス避けに掛けるマスク」で、75円から250円である。
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日本に来ているハンさんと話していたら、ベトナムでも大問題が起きているようだった。
ハノイに住む金持ちの娘が、1人でヨーロッパ旅行をして帰国した。
空港の体温測定で引っ掛かり、後日、自宅に連絡があり新型コロナウィルスに感染していることが判明した。
そして政府はその一帯を封鎖したのである。
その一帯には500所帯が住んでいる。
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(ハンさんが日本に来る前にホーチミン市で買った時の通常価格)
封鎖された地区に住んでいた人達は、彼女の家族に非難轟轟である。
それはそうだ。仕事にも行けず、収入の道を絶たれたからである。
この結末がどうなるのか、気になるところだ。
一方のハンさんは「帰国後に同じ飛行機に乗っていた人に、感染者が発見されたら困る」と真剣に悩んでいた。
いまや日本だけでなく、世界中の人が困っている。
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中国政府は2月26日、「日本など状況が深刻な地域から来た人は、14日間の経過観察を受けることになる」と発表した。これには驚く。新型コロナ発生源の中国から言われるとは!
最近になり、やっと日本も遅ればせながら中国と韓国からの入国を制限した。
ところが韓国は、この件で日本にクレームを付けている。
世界の100ヵ国以上が韓国からの入国禁止をしているのに、その時は何も言わない。そして同じことを日本がしたら、声高にクレームを付ける。
かなり変な国だなー。
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(おまけの話)
最近ではどこの店でも「マスクが買えない」という状態が続いている最中に、今度は「トイレットペーパーが買えない」という騒動が起きた。
これはツイッターに投稿されたデマから始まった。
これに驚いた政府とトイレットペーパーを製造する組合が「それはデマです。トイレットペーパーは材料も製造も、全て日本です。ですから不足することはありません」と打ち消しに躍起になっている。
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そんな時に米子医療生活協同組合は3月3日、同組合の職員が「トイレットペーパーが品薄になる」というデマの投稿者の1人だったとして公式サイトで謝罪したという報道があった。
デマを書く方も問題だが、それに踊らされる人々も情けない。
ネット社会の思わぬ弱点が表面化したようだ。
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マスク騒動は「買占め転売禁止」となったので、間もなく終るだろう。
私の女房は更にマスクの改良を重ね、販売されているマスクより上等のものを作った。それを友人達にもプレゼントして、とても喜ばれている。
美容院に行ったら、「マスクが無いと商売にも差し支える」と言うので、女房は自作のマスクをプレゼントして喜ばれた。
リタイア夫婦でも、たまには役に立つ。
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