■飛騨高山の旅(2)
(2016年10月07日) 昨夜は連れの義兄は疲れたようで、午後8時前に寝てしまった。
私は遠慮してテレビも見られないので、薄暗い台所で1人寂しくPCで遊ぶ。
夜半になり風雨が強くなり、屋根を雨が激しく叩く音が聞こえる。
午後10時になったので、私も静かに隣部屋に敷いた寝床に入る。
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朝はいつものように、午前5時に起きる。
義兄は起きて来ないので、また台所へ行って1人でPCでメール送信などをする。
7時になって義兄はやっと起きて来たので、2人で昨日、買ったキュウリに高山味噌を塗って食べる。私はヨーグルトも食べる。
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彼はお山に行って栗を拾って来ると言うので、私は朝市と古い町並みの撮影に行く。朝市は2ヶ所で開かれている。
先ずは陣屋前の朝市に行くが、まだ準備中の店が多く、開いている店が少ない。
そこで観光名所の古い町並みの撮影に行く。
殆どの観光客は町が保存に取り組んでいるこの場所を訪れる。
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まだ7時少し過ぎたばかりなので、観光客は全くいない。
数年前に来た時より、飲食店やお土産屋の数が増えている。
黒塗りの格子がはめ込まれた玄関と窓が、なんとも品が良く美しい。
「飛騨牛」を看板メニューにしているステーキ、にぎり寿司、コロッケ、ハンバーガー、串焼きなど、中には「本当に飛騨牛?」と疑うような店も無いことはない。
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午前8時に喫茶店「DON」で義兄と待ち合わせた。
モーニング・サービスのセットを食べてから、義兄の同級生が経営している店に行く。
そこは和菓子屋で「栗よせ」という蒸し羊羹が売りものである。
味見をさせてもらったが、まあ普通だった。
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その後に斜め向かいの骨董屋に行く。
ここのオヤジは元は建築家で、定年までは東京にいたらしい。
このオヤジに頼んで義兄は高山の別荘を設計してもらったので、和風の骨董風の落ち着いた造りの家になっている。
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昼は高山の名店でラーメンを食べる。なぜか高山にはラーメン屋が多くある。午後は写真を整理して、「高山通信」を書いて昼寝をする。
そして夕方から、昨日とは別のホテルの温泉に入りに行く。
ここは団体の中国人観光客が多く、風呂場でもうるさくて参った。
翌日は天気も回復して来るので高山を離れて穂高に行き、ロープウェイから紅葉を見る計画である。
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(おまけの話)
モーニングサービスを頼んだら、ジュース、コーヒー、トースト、ジャム、ゆで卵が付いて650円だった。現役の時に証券マンだった義兄と株式の話で盛り上がる。
そもそも私の姉が彼と結婚したことが、私が株式投資をするキッカケとなったのだから、私の投資歴は長く50年にもなる。
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話が一区切り付いたので、帰る為に立ち上がって驚いた。
店の中にいるお客で日本人は私達2人だけだった。
他のお客は全て白人だった。
「ここはどこ?」という感じだ。
外国人は特に団体で来ているのではなく、それぞれが個人旅行で別々に来ている。
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夕食はせっかくだからと、「飛騨牛のステーキ」を食べに行った。
私の知らぬ間に飛騨牛のステーキ店が増えていて、しかも値段がバカバカしく高い。
そんな中で義兄の知り合いの店に行ったら、他の店の半値ほどで同じステーキが出て来る。だが、ここも外国人だらけで、もう日本人の私は高山では少数派になっている。
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昼間はここが歩けないほどの混雑になる。