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[2019.09.10]
■歌舞伎を見る 
 
日本橋高島屋デパートで「市川海老蔵展」があった。 
招待券を頂いたので、見に行った。 
 
8階の会場に行ったら、見に来ているのはオバさんばかりだった。 
オバさんは海老蔵が好きなんだなー。 
 
日本橋高島屋の正面から入ると、巨大なパネルが飾られている。 


海老蔵の妻の小林麻央が昨年の6月に癌で死亡した。 
そのニュースは全国を駆け巡り、歌舞伎ファンでない人達も一緒に悲しんだ。 
 
そのことの同情もあるのか、人気はうなぎ上りである。 
また息子と娘が舞台で襲名披露をしたことも、人気を更に煽ったと思う。 
 
舞台衣装がたくさん陳列されている。 
 
 
海老蔵は身長が176cm、体重は80kg、血液型はAB型だそうで、これは私と同じである。身長、体重、血液型が同じなのに、どうして見た目がこんなに違うのか? 
 
体形が全く違う。肉の付いている場所が違うのである。 
まあ海老蔵と張り合う気も無いから、どうでもいい話である。 
 
歌舞伎十八番の「暫」の加茂次郎義綱役の衣装。(巨大な袖が特徴である) 
 
 
会場を入ると、舞台衣装、説明パネル、額縁に入った歌舞伎の場面、ビデオが3ヵ所にあり、色々な解説を見られるようになっている。 
 
この日は見物客で大混雑で、ゆっくり見て廻るのも難しかった。 
海老蔵の熱心なファンが多いらしく、なかなか先に進めない。 
 
ところどころに額入り写真が飾られている。 
 
 
歌舞伎十八番の「暫」の加茂次郎義綱役の衣装と大太刀が飾られていて、大太刀は持つことが出来る。手に持ったら3.5キロもあり、大袈裟な衣装も含めると約20キロだそうだ。 
 
これで大立ち回りをするのだから、海老蔵も重労働である。 
50歳を過ぎたら、この役はやれないだろう。 
 
市川海老蔵の楽屋の再現。 
 
 
途中で面白いものがあった。 
それはフォトスポットで、決められた位置に立つと目の前の大画面にコンピューター制御により立った人の顔に歌舞伎役者の「隈取」写真が現れるのである。 
 
そして最後に海老蔵の楽屋が再現されていて、そこが出口となっている。思った以上に良かった海老蔵展だった。 
 
海老蔵(左)と私(右)の隈取写真。 
 
 
(おまけの話) 
9月16日は「敬老の日」で中央区は色々な催しをするが、その中に「劇場招待」がある。 
区内の3ヶ所の劇場「新橋演舞場」、「明治座」、「歌舞伎座」を毎年順繰りに使用して70歳以上の高齢者をお弁当付きで招待している。 
 
今年は歌舞伎座の番で、私は中央区に引っ越して来て歌舞伎座へ3回目のご招待である。 
 
歌舞伎座の前はいつも人だかり。 
 
 
歌舞伎座の昼の部を4日間、借り切っての招待であるから、相当なお金を掛けている。新しくなった歌舞伎座は殆どの席が1等席となり、通常の料金は1万8000円である。 
 
しかし演目、役者によって料金が変るので、今回の料金を調べてみた。 
どの席に当るかは運次第だが、年齢が上がるほど前になるようだ。 
 
左(夜の部)、右(昼の部) 歌舞伎座の座席表(上方が舞台) 
黄色は1階後方の2等席で14000円で、3階席は6000円と4000円である。 
 
 
歌舞伎座の座席表で確認したら、私の席は2階桟敷席で特等席であった。小さなテーブルもあり、だから桟敷席は2万円もするのである。 
これを高いと思うか、安いと思うかは歌舞伎ファンかどうかによるだろう。 
 
私は第一希望日の9日(月)に当選したので、台風15号が去った日の午前中に女房と2人で出掛けて行った。 
 
歌舞伎稲荷神社(歌舞伎座の入口の右側にある) 
 
 
入口で解説のイヤホンガイドを借りる。これが有るのと無いのでは歌舞伎の理解が全く違う。歌舞伎は役者によっては、何を言っているのか分からない。 
 
今日の3番目の出し物の「沼津」は初めて見た。これはイヤホンガイドが無ければ分からなかった。殆どの人はイヤホンガイドを借りていない。 
だから居眠りをしているジジイも多かった。 
私は十分に堪能した今日の歌舞伎だった。 
 
イヤホンガイド売り場(700円、保証金1000円は返した時に戻る) 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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