■ベトナムへ行く(5)・・・・フリータイム
(6月16日) この日はM女史が観光案内を申し出てくれたが、観光があまり好きではない私は断ってユックリ過ごすことにした。
それなのに朝早くから目が覚めてしまい、1人でカメラを持って散歩に出る。ドンコイ通りを歩いていると、怪しげな物売り、人力車のオヤジが寄って来る。
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そしてベトナム語で何か言うが、私には分からない。
どうせ押し売りなんだから、無視して先に進む。
ドンコイ通りをオペラハウスの前で左折すると、右側に大きな政府の建物が見える。その正面で左折すると、そこにはホーチミン師の銅像が立っている。
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ここはサイゴン川まで続く広場になっていて、輪になって体操をするオバサン達、音楽を掛けて一緒に踊ってくれる仲間を待つオバサン、団体で集まっている若者たち、散歩をするオジサンなど朝から大勢の人が出て来ている。
しかし観光客は私だけのようだ。
汗ビッショリとなったので、シャワーを浴びてから家族とホテルの朝食に行く。
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ベトナムのエレベーターの階の表示はヨーロッパ式で、1階は日本の2階で1階はG(グラウンド)で表示される。朝食会場のレストランは1階にあるが、実は日本の2階で間違いやすい。朝食はバイキング方式で、洋食、ベトナム食、中国風、少しの日本食がある。
私は目玉焼き、フルーツをたくさん入れたヨーグルト、ソーセージ、ベーコン、ジュース、パン、コーヒーという普段は食べないほどの量を食べてしまった。戦中派は食い意地が張っていていけない。
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午前10時になり、家族と買い物に行った。
以前は民族資本のデパートだったところが、綺麗に改装されて高島屋になっていた。
その地下一階に日本人駐在員から「ホーチミンの紀伊国屋」と言われている高級スーパーである「ANNAM GOURMET MARKET」があり、女房が友人から頼まれたコーヒー豆と胡椒を買った。
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ベトナムでは普通はコーヒーは粉にしたものを売っていて、コーヒー豆は探さないと売っていない。
またベトナムの胡椒が高級品だとは、初めて知った。
地下一階は食堂街にもなっていて、回転すし、日本でいう大衆食堂、和菓子店などがあるが早い時間のせいかあまり流行っていなかった。
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歩き回ると自然現象でトイレに行きたくなる。
ホテルでも同じだが、小は良いのだが大が困る。
日本人はウォッシュレットに慣れ過ぎていて、それが無いトイレは苦手である。
どこでもトイレには便器の奥に、庭で水を撒くような蛇口の付いたホースがある。これはイスラムの国で良く見るものだが、ベトナムのものはそれとは違い水流がとても強い。この使い方が外国人には良く分からない。
(上のブルーの文字をクリックして下さい)
「ところ変われば、品変る」である。
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(おまけの話)
この日の夕食はベトナム人女性でKAIZEN学校の先生のNさんのお宅に招かれた。Nさんは昨年に日本に来て、私のマンションのゲストルームに泊ったことがある。
今年になって子供が生まれ、今は学校を休職している。
彼女のご主人とは6年前に、彼の経営する貿易会社で会ったことがある。
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午後6時にご主人がホテルに迎えに来てくれることになっていた。
Nさんから連絡があり「着いた」と言うのでホテルの玄関を出たが、迎えのご主人がいない。
3年前に一度しか会っていないので、顔をよく覚えていない。
すると向こうから半パンでビーチサンダルの男が近付いて来て、「ハシモトさん?」と言った。
前に会った時の彼は背広姿でビシッとしていたので、短パン姿じゃ分からない。
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自家用車で彼のマンションに行き、Nさんと子供と義母に会った。
そしてNさん夫婦と私達で夕食を食べにレストランに行った。
またベトナム料理だった。
Nさんの御主人は日本語が分からないので、私は日本語訛りの英語で、彼はベトナム鉛の英語で話すので、話は半分くらいしか通じていない。
それでも一緒に楽しいひと時を過ごすことが出来た。
帰りは南国特有のスコールとなった。
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