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[2018.11.04]
■新東京丸から見る東京湾 
中高時代の同級生達と「都心を歩く会」を作って、月1回は集まっている。しかし最近は高齢化の押し寄せる波が強く、「足が痛い」とか「腰が痛い」という友が増えて来て、なるべく「歩かない会」に成り下がっている。 
 
日の出桟橋に係留された「新東京丸」。 


そこで以前にも開催した覚えがあるが、「新東京丸」で東京湾巡りをすることにした。この船には、私は既に4回も乗っている。 
乗船は無料ということもあるし、気候の良い時の東京湾巡りは気持ちが良い。この船は首都圏の生活を支える物流の役割を都民に知ってもらうのが目的で、東京都が運航している。 
 
港を出ると、すぐにレインボー・ブリッジが見えて来る。 
 
 
無料というのはかなりの魅力なので、1年中の企画なのに申し込みが殺到し、なかなか希望日に乗船できない。 30人以上がまとまれば、一般募集の前に予約できるので希望日に乗れるが、30人を集めるのは難しいしシンドイ。 
 
数年前にマンションの住民を30名集めて乗船したが、みんな勝手だし大して感謝もしていないので、それからはマンションでは私はもう企画をしていない。 
 
レインボー・ブリッジを過ぎると、いよいよ本格的に東京湾となる。 
 
 
10月31日に空きを見付けて同級生に知らせ、その日に乗船することを決めた。 
2ヵ月も前から企画するのだから、その日が雨ということもあるし、ジジイだから体調を崩したという連絡があるかもしれず、当日まで油断が出来ない。 
 
輸出入の貨物を積み下ろしするガントレー。 
 
 
そんな時に「9月14日に空きがある」ことを見付けたので、1人で事前調査に行って来た。この日は生憎の曇り空で、秋晴れの東京湾を期待していた私には残念な天気だった。 
 
それでもどこかのジジババ団体と一緒に、見慣れた東京湾を1時間半をかけてクルーズした。 
一番前の席を確保して他の人とは関係無く、1人で東京湾を楽しんだ。 
 
入港の順番を待つ貨物船が停泊している。 
 
 
本番の10月31日に浜松町駅に集合した同級生は、幸いに1名も欠けずに6名だった。先ずはランチにする。 
私の贔屓にしている小龍包が評判の新亜飯店に行く。 
その店で小龍包、炒飯、焼きそばを注文し、6人で分けて食べる。 
食後は歌舞伎の演目で有名な「め組の喧嘩」の舞台となった芝大神宮にお参りする。 
 
ガントレーで積み込まれたコンテナーとコンテナー専用船。 
 
 
そしてやっと午後1時30分に新東京丸に乗船した。 
前回と違い快晴の中を船は東京湾に出て行く。 
この船は首都圏の生活を支える物流の役割を都民に知ってもらうのが目的で運航している。 
 
私は5回目の乗船なので見慣れた光景だが、何度見ても面白い。 
午後1時30分に出航した新東京丸は3時少し前に日の出桟橋に戻った。みんなが喜んでくれたので、今回の企画も成功だった。 
 
前方に見える東京ゲートブリッジの下を行く。 
 
 
(おまけの話) 
東京都は「新東京丸」という名前の大型クルーザーを所有している。 
この船は35年前に建造された二代目で、古くなったという理由で今は三代目を計画している。 
 
派手好きの舛添知事の時代に、イタリアの「アジムットーべネッティ社」に既に発注している。 
その金額は20億円だと知った。高いか安いかは私には分からない。 
でも都税で購入するのだから、私の僅かな税金も入っているはずだ。 
 
お台場のフジテレビ本社が右手に見えて来る。 
 
 
新造船の仕様は「全長35メートル、デッキは三層で1階は22人掛けの大テーブルが置かれた同時通訳ブース付きの会議室(窓際にも座席31席)、エレベーターで2階に上がるとパントリー(小さなキッチン)と10人掛けのダイニング、広い応接室があり、3階は展望デッキとなっている。 
セレブたちがシャンパン片手に船上パーティを開く、豪華クルーザーそのものである。 
 
水陸両用バスが行く。 
 
 
現在使用中の新東京丸の仕様は全長32メートル、デッキは三層で1階は同じような作りであるが、2階には上らせてくれないので、詳細は分からない。 
 
ただ、東京湾見学の一般客は1階に60名の募集なので、新造船より少し乗船できる人数が多いかもしれない。 
新造船が一般公開されたら、真っ先に申し込んで乗船してみたい。 
 
レインボー・ブリッジを潜ると、もう日の出桟橋はすぐである。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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