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[2018.10.31]
■浜離宮の「初音ミク」
都心に住んでいると、小金井に住んでいた時と違いやたらとイベントが多い。だから「むしゃなび」の話題に困ることは無いが、時にはイベントがダブり、1つしか取り上げられないこともある。いつもイベントを探しているのではなく、向こうからやって来るのである。 
 
「東京150年祭」 


今回は「初音ミク」の登場である。 
私の同級生で初音ミクを知っている人は少ないか、或いは全く知らないと思う。なんと場違いな浜離宮恩賜庭園に、初音ミクが登場したのである。こんなに変な組み合わせも珍しい。 
 
入口の左側にある「300年の松」もライトアップ。 
 
 
東京都は平成30年(2018年)が江戸から東京への改称、東京府開設から150年の節目であることを記念し、「Old meets New 東京150年」事業を展開している。 
 
そのメインイベントとして、浜離宮恩賜庭園で、東京の魅力「伝統と革新」をPRすると共に、この記念の節目を都民と祝うイベント「東京150年祭」を開催した。 
 
潮入の池から見る汐留ビル街。(一番右は電通ビル) 
 
 
イベントの最大の見せ場は、浜離宮の潮入の池に作られた噴水から噴き出す霧状の幕に映像を映し出すプロジェクション・マッピングである。その映像に登場するのが初音ミクなのである。 
初音ミクを知らない人の為に説明すると、簡単に言えばコンピューターで作成されたバーチャル・シンガーである。 
 
 
【浜離宮での初音ミクの動画】・・・・https://www.youtube.com/watch?v=YuuzI6Vlwfw 
 
潮入の池から東京タワーも見える。 
 
 
イベントは暗くなる午後5時から始まるので、少し前に行って撮影場所の確保をするつもりでいたら、現地に着いたら整理券が必要と分かった。 
 
私の早とちりで、詳細を確認をしなかったのである。 
予定の午後6時30分と7時10分の整理券は、12時に配布済みと分かった。次の午後7時50分と8時30分の整理券は午後6時30分から配布となる。 
 
潮入の池のお茶屋。この右側の水上でプロジェクション・マッピングが行なわれる。 
 
 
まだ5時前なのだから、そんなに待っていられない。 
そこで諦めて庭園内をブラブラすると、暗闇の中で長い行列を見付けた。近付いてみたら若者ばかりで、特に男性である。 
行列の先を辿って行ったら、そこは初音ミクのグッズ売り場だった。 
 
初音ミクのグッズを買うために並ぶ若者達。 
 
 
まあ、何が好きでも構わないが、バーチャル・シンガーの熱烈なファンというのはなんだろう? 
売り場の横で見ていたら、なんと4000円くらいはグッズを買っている。浜離宮という日本庭園では普段は年寄りか、外国人観光客しか見掛けない。 
呆れるやら、驚くやら、久しぶりに異次元の世界に紛れ込んでしまったのである。 
 
庭園内に設置された大型液晶画面で、初音ミクが盆踊りを踊る。 
 
 
(おまけの話) 
このイベントは3日間、行われる。 
翌日は土曜日なので、更に大勢の若者が来ることが予想される。 
もう行くのは止めようかと思ったが家から近いので、とりあえず12時に浜離宮に行って整理券だけでももらおうと考えた。 
 
遅く行ったので場所が悪く、斜めから撮ったが前の松がジャマ。 
 
 
11時前に行ったら、若者ばかりがもう200メートルくらい並んでいた。2時間以上も並んで整理券をもらい、申し込み済みの2時から始まる経済講演会に行く。 
 
一度、家に戻り、また浜離宮に行く。 
その度に入場券を買わされるのが納得いかない。 
初音ミクのイベントは6時30分から始まるが、私はギリギリの時間に行ったので、隅の方しか空きが無かった。 
 
映像がボケているのは、噴水に映写するので元がボケているから。 
 
 
6時30分になると、特別に作られた池の中の噴水が扇状に噴き出す。 
そこに初音ミクが登場する。 
昭和歌謡に合わせて、数回の着替えと数曲の昭和歌謡が流れる。 
 
これが意外に違和感が無いのが不思議である。 
プロジェクション・マッピングは17分間で終った。 
映像が終ったら、多くの若者が「ミクー!、ありがとう!」と叫んでいた。これからの日本は大丈夫か?  
 
場所を移して、正面からのぞき込んで撮った。 
やはり正面の方が画像がハッキリしている。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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