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[2018.10.15]
■ミシュラン★のラーメンを食べる
今回は日本食となった「ラーメン」に付いて考察する。 
私の子供の頃は「ラーメン」とは言わず、「シナソバ」と言っていた。 
ある日のことである。 
母が「シナソバと言うと中国人が怒るから、ラーメンと言いなさい」と言った。その時はなんだか良くは分からなかったが、それからはラーメンと言うようになった。 
 
「幸楽苑」日本橋店。  


大人になってから「なぜシナソバと言っては駄目だったのか?」と考えた。戦後、事実に反して戦勝国気取りの中国が日本に対して「シナと言うな!、中華人民共和国と言え」と言ったと知った。負け犬日本は揉めるのが嫌で、それを受け入れたのだろう。 
 
でも中国は英語では「Chaina」であるのに、なぜ日本語発音で「シナ」がいけないのかいまだに私は分からないままである。 
 
クラシックラーメン 290円 懐かしくて、完食してしまった。 
創業祭のイベント。(創業64年と区切りは悪いが・・・) 
 
学生時代は良くラーメンを食べた。 
小金井に住んでいた頃は「幸楽苑」と「次男坊」、国立では「丸信」、荻窪では「春木屋」であった。 
 
特に「幸楽苑」がお気に入りだった。 
スープはみんな私の好きな東京ラーメン味だった。 
テレビのCMで幸楽苑が創業祭で、昔のラーメンを昔の値段の290円で提供すると知った。 
そこでネットで調べたら日本橋に店があったので、すぐに駆け付けた。 
 
「しなそば屋」・・・勝どき駅近く。 
    
 
小さな店だが、すぐに出て来たラーメンは昔のままの東京ラーメンで、味も昔のままだった。 
懐かしくて、美味しくて、私にしては珍しく、スープを全部、飲み干してしまった。 
 
この味に近いのが、勝どき駅近くにある昭和の名残のような「しなそば屋」である。堂々と「しなそば」を名乗っているところも気に入っている。 
 
「麺庄」・・・・(大江戸線・春日駅近く)  
「ラム煮干中華そば」(750円) 
 
 
テレビ番組で、「創作拉麺」の「麺庄」という店を取り上げていた。 
場所は文京区小石川春日なのですぐに行ってみたら、その日は火曜日で定休日だった。気を取り直して、別の日に行った。 
 
11時開店なので、11時10分くらいに行ったら、もう若者が5人も来ていた。色々ある中から、券売機で「ラム煮干中華そば」を買う。 
出て来たラーメンは味が濃く豚骨風で、私の好みに全く合わないので半分くらい残して店を出た。 
 
「MENSHO SAN FRANCISCO」(新宿ミロード7階) 
 
 
新宿南口のミロードというファッション・ビルの7階にMENSHO SAN FRANCISCO という店がある。 
ここは春日の「MENSHO」と同じ経営で、1950円の「A5和牛・醤油ラーメン」が売りである。 
 
私は「話の種」にと思い、これを注文する。 
周りの客は、誰も注文していないのが気になる。 
麺の上に乗っている和牛の薄切りは凄い。でも、これがラーメンに必要かなー? 
ラーメンの味を含めて、このラーメンの1950円は高過ぎるし、売れないなー。 
 
「MENSHO SAN FRANCISCO」の「A5和牛・醤油ラーメン」 
 
 
最後はミシュラン・ガイドで★をもらっている店があると知り、すぐに出掛けて行った。場所は大塚で、店の名前は「鳴龍」である。 
開店20分前に行ったら、既に14人も待っていた。 
 
小雨の中を50分待って席に案内された。 
店内は狭く、たった10席のカウンター席のみの店だった。 
出て来たラーメンは品が良く美味しいが、「また50分も並んで食べたいか?」と聞かれたら、悪いが「もうしたくない」。 
私は幸楽苑の290円のラーメンの方が好きだ。 
 
ミシュラン★のラーメン店「鳴龍」の醤油ラーメン・・・・850円 
 
 
(おまけの話) 
ラーメンと言えば、昔から丼の中に麺の他は「シナ竹」、「ナルト」、「メンマ」、「チャーシュー」が入っていると決まっていた。ところがいつの頃からか、「ナルト」が無くなった。 
いつからかハッキリとは分からないが、知らない内に私に断りもなく無くなった。ところでなぜ昔は「なると」が入っていたのか? 
 
ミシュランの★を取ったラーメン屋「鳴龍」の行列。(半数が外国人であった)道路の反対側には20人以上が並んでいる。 
 
 
どうやらラーメンは昔は「中華そば」と言っていて、日本蕎麦屋のメニューだったのである。それが段々とラーメンの人気が出て来て独立するようになり、「なると」がそのまま残ったようだ。 
まあ「なると」は彩には良いが、ラーメンに入っていても残す人が多かったらしい。 
それがラーメンから「なると」が無くなった大きな理由らしい。 
 
「しなそば屋」のラーメン・・・・750円。 
 
 
最近のラーメンは実に色々なタイプが出て来ている。 
私は豚骨ラーメンは苦手で、あの匂いを体が受け付けない。 
丼の中に入っているものも昔とは大違いで、煮卵、海苔などが定番になっている。 
 
私が気に入らないのはチャーシューが無くなり、ばら肉を巻いてチャーシューに見立てた肉になっていることである。 
ラーメンというものは、やはりチャーシューでなくてはいけないのだ! 
 
チェーン店ながら「日高屋」の「野菜たっぷりタンメン」は、ラーメンとは違うが美味しい。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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