■北の大地のモデルハウスを評価する
伊達市は全国でも珍しく人口が増えている町です。 そのせいか、この町には大小様々な建築会社が多くあります。
この町で知り合ったお友達にそんな建設会社の社長が3人います。
ある日、A建設のA社長が『わが社のモデルハウスを見て、その評価をしてもらえませんか?』と話がありました。
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東京にいる時もモデルハウスの見学やテレビのリフォーム番組が大好きな私の女房は『見たい!』と言いました。(写真1は引渡し物件)その話を聞いたK社長は『わが社の物件も見て欲しい』ということになりまして、同じ日にみんなで一緒に見ることとなりました。
17日(土)午後3時に現場近くで待ち合わせをして、いよいよ見学です。
この一帯は新しく開発された住宅街で、景観を保つ為に色々と規制がなされています。土地面積は60~80坪くらいで、東京の25坪の建売住宅から見たら夢のような話です。
A社もK社も、どちらも甲乙付け難い特徴のある住宅です。この住宅が土地付きで、なんと2000万~2800万円くらいです。
3000万円もしたら買い手はいなくなるというから驚きです。
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A社の物件は住宅ローンを組むと、頭金を300万円用意して、毎月の支払額が6万円で、ボーナス時に10万円で35年で自分の物になります。
AさんとKさんは小学校の1年生から同級生でして、その後、東京に就職してから20台の半ばで郷里に戻ったというのも同じ境遇です。
ただ同業者ということもあり、近くにモデルハウスがあってもお互いに見せ合うことは無いようで、今回は私が良い機会を作ったようです。
北海道は暖房は石油で給湯して行う方式ですが、冬になり暖房を入れると春まで暖房機を止めることはないそうです。
しかも室内ではアメリカ人みたいに半袖で過ごすというのですから贅沢です。石油価格も高騰している折ですから、北海道の人達も東京人に見習って、貴重な資源を無駄にしないように家の中でもセーターを着ましょう。
また、私がすぐに指摘したのは、どこの家でも石油タンクは400Lで外に置いてあるのですが、東京なら変質者が多いので放火されそうに感じました。
家は一生に一度の買い物です。モデルハウスに騙されないようにしましょう。そこで教訓です。
『モデルハウスを見るよりも、その会社の社長を見よ!』