■ペットクラブの写真展
ある日のことである。 3階のロビーにあるポストを見に行ったら、チラシが入っていた。
それはペットクラブからのお知らせだった。
このマンションはペットを飼うのは許されている。
その代りに、色々と規則がある。
ペットを飼う人は犬でも猫でも、毎月1匹1500円を払う。
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エレベーターに乗る時は、抱っこしなければならない。
8台のエレベーターの内の2台だけは、ペット不可である。
中にはアレルギーの人もいるからだろうと思う。
そのチラシには「ペットの写真展を開くので、11月30日までに応募して下さい」とあった。そこで我が家もラーちゃんで、応募することにした。
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そして12月11日の写真展の日となった。
3階のコミュニティ・ホールへ女房と写真を見に行く。
ペットの写真というのは孫の写真に似ている。
なぜなら、可愛いのは我が家の猫だけで、よその家のペットは可愛くもなんともないのである。
自分だけが可愛いと思っているのであって、よその人は全くそうは思っていないのだから、孫のいる人は気を付けた方が良い。
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我が家のラーちゃんの写真は、入り口に一番近い場所にあった。
なかなか可愛い。よその家の猫と比べると、段違いに可愛い。
我が家は「この猫で良かったー」と、再確認する。
・・・・と、ペット馬鹿になってしまったのである。
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(おまけの話)
最近のラーちゃんは寝てばかりだ。
推定年齢は13歳くらいだろうと思う。
なにしろウズベキスタンで拾った野良猫だから、よく分からない。
夜は私と一緒に寝ている。
朝は4時になると起き出して来て、「餌をくれ!」と私の顔を舐める。
それを我慢しているが、仕方ないので5時になったら起きる。
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餌をやるとソファで寝る。
女房が起きると、また餌をねだる。
そしてまた寝る。
昼間も寝てばかりで、夕食になると自分用の椅子の上に乗り、私達の夕食の様子を見ている。8時30分になると、もう寝たがる。
仕方ないので私は風呂に入り、そのまま付き合う。
早寝をしてしまうので、朝は早く起きることになる。
毎日が、こんなことの繰り返しである。