■新東京丸と小龍包
中学・高校時代の友人達を誘って、新東京丸に乗船した。 参加者は5人で、遠くは沖縄から参加したF君だ。
乗船前に大門の小龍包で有名な新亜飯店で腹ごしらえをする約束になっていた。
店の前で待ち合わせをしたが、誰も来ない。
携帯に電話してみたら、『店の中で飯を食べているよ』と言う。
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呆れて店に入ったら、F君とN君がもう飯を食べていた。
しかも、私のお勧めの小龍包ではなく、定食を食べている。
『人の話は良く聞けー!。この店では小龍包だ!』
仕方ないので、追加で小龍包を注文させた。
Y君は時間になっても来ない。
3人が食べ終わる頃になって、やっと来た。
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まだY君が食べているのに、F君は勘定を支払って店を出ようとする。
『まだ十分に時間があるのだから、ゆっくりしてくれ』と、頼む。
ジジイになると、『人の話は聞かない』、『わがままになる』、『頑固になる』、『全てマイペースになる』と、いいことは全く無くなってしまう。
私はまだ大丈夫だ。・・・・と、思う。
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いつもは晴れ男の私なのに、前回も今回も新東京丸では天候に恵まれなかった。でも、東京湾見学の1時間半はあっという間に過ぎてしまい、また乗りたくなった。
船の後は午後6時から、四谷で同級生で作っているデジカメクラブの忘年会に出た。乗船組もみんな一緒だ。
年をとると昔話とか、昔の仲間が良くなるというのは若者からは嫌がられるが、こればかりはどうしようもない。
「若者よ。君らも、いずれそうなる!」
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(おまけの話)
沖縄から来たF君は、寒い東京に出て来る為にダウンジャケットを着て来た。
私 『沖縄では、そんな防寒具は要らないだろう?、なぜ持っていたの?』
F 『時々、上京するので、その為に買って持っている』
私 『沖縄人でそんなのを持っている人は、少ないんじゃないの?』
F 『若者はみんな持っているよ』
私 『どうして?』
F 『沖縄では、暖かい冬でもダウンジャケットを着るのでなく、脇に抱えて歩くのがファッションなんだ』
これにはビックリ。同じ日本でも、こうも違うのかー?
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そういえば、かなり以前にフィリピンに行って、マラカニアン宮殿でイメルダ夫人の衣装部屋を見たことがある。そこには毛皮のコートがいっぱいあったなー。
暑い国ではクーラーをガンガンに入れて、毛皮を着てパーティをするというバカなことを金持ちはしているようだ。