■今年のクリスマス飾り
クリスマスが近づくとキリスト教徒でもないのに、日本人はなんとなく浮足立って来るから不思議だ。 商売人もこの機会に売上げを上げようと、必死になる。
仏教徒の日本人がキリスト教のお祝いの日を知っていても悪くはないが、ではキリスト教徒が仏教のお祝いの日を知っているかといえば、全く知らないと思う。
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ところが日本の商売人は、このクリスマスでひと儲けしようと考えていて、デパートなどはショーウィンドウの飾り付けを派手に行う。
今年の飾り付けに気が付いたのが、11月14日だったから、クリスマスにはまだ1ヶ月以上もある。
日本橋から銀座にかけてデパートの飾り付けを見て回った。
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いつもお金をかけて美しく、品の良いのが和光である。
向かい側の三越デパートは、地味で寂しい。
少し先の松屋デパートは、表通りに面した場所は全てヨーロッパのブランドに貸し出してしまっているので、クリスマスの飾りをする場所さえ無い状態である。
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日本橋の高島屋デパートはかなりお金をかけている。
店内にも大きなトナカイが3匹いて、電動で動いている。
日本橋三越デパート本店は、さすがにお金をかけている。
デパートは地盤沈下で業績が悪くなって久しい。
だから、昔のような派手な飾り付けは段々と減って来ているのは、昔を知っている私には寂しい。
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(おまけの話)
我が家ではクリスマスは祝わないが、なぜかケーキは食べる。
戦後、アメリカからやって来た文化がここまで浸透してしまっている代表例である。
今のケーキは豪華になってしまい、生クリームを使う。
でも私の子供の頃は、バタークリームだった。
それも1ヶ月近くも前からケーキ屋は、家族総出でケーキ作りをしていた。
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だから、たまにはクリームが黄色く変色している。
それでも日本人は、「クリスマスケーキだー!」と喜んで食べていたので、店にクレームを付けることもしなかった。
また駅前の店ではクリスマスケーキを山積みにして販売していて、会社帰りのオヤジは必ず買って帰ったものだ。
「あの時代が懐かしい」と言えば、「だからジジイは嫌なんだ」と言われそうだが、でも言いたい。