■厄年が無くなるほどの長生き
私の住む小金井市には7社の神社がある。 その中で市民に一番知られているのが、小金井神社である。
私は毎年の初詣には小金井神社に行く。
若い頃は明治神宮、高尾山、靖国神社などに初詣に行ったものだが、最近は混むのが嫌で、近場ですませている。
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普通のなにも行事の無い日は、ここは全く閑散としている。
時折、ウォーキングで立寄る夫婦ものがいるくらいだ。
鬱蒼とした森に囲まれて、静かで、とてもいい感じだ。
銀杏の実が落ちているが、誰も拾う人がいない。
太陽の光に当たる銀杏の落ち葉が黄色に輝いている。
11月15日には七五三のお祝いがあるので、その日には多少の賑わいもあるのだろう。
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神社の本殿の左側に「厄年表」というものが飾ってある。
私はそれを見た。
平成22年に厄年に当たる人が分かるようになっている。
女性の最後の厄年は昭和49年生まれで、男性の最後の厄年は昭和25年生まれと知って愕然とした。
それより前に生まれた私は、もう厄は無いのか?
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家に戻ってそのことを女房に話したら、女房は、『その年以降は毎年が厄年なのよー』と言った。
この厄年表を昔の人が作った時には、それ以上の年まで生きている人がいなかったので必要が無かったんだろうか?
『どうして無いのですかー?、壮瞥神社のM宮司!』
長生きし過ぎると、こういう困ったことも出て来るのである。
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(おまけの話)
亀戸天神に行った時に、アメリカからやってきたIさんが私に質問をした。
『あそこに東京十社巡りの看板があり、そこに神社の名前が書かれているが、神社と書かれているものと、神宮と書かれているものがあるが、どう違うの?』
私は神社関係者ではないので、そんなことはあまり気にかけていなかったので、答えられなかった。
そこで、調べてみた。
その結果、神社とは「神道の神を祭ってある施設」であり、神宮とは「格式の高い神社」のことであった。
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では、「八幡宮は何か?」ということに疑問が沸いた。
これも調べてみたら、「菅原道真を祭ってある神社」のことであった。
天神さまというのもよく見るので、それも調べてみた。
これも同じく、菅原道真を祭ってある神社だった。
子供の頃からなんとなく使っている言葉にも、それぞれ意味があるということを今頃になって知ったのである。