■千代田区でボートで花見
女房から、『いつでもいいから、都合の良い日に築地市場に連れて行って』と頼まれていた。 そこで、暖かくなった日を見計らって3月31日に出掛けた。
どうせなら桜の写真も撮りたいと思い、『築地の桜を撮ろう。でも築地に桜はあるかなー?』という疑問があった。
築地市場の中を歩き回ってみたが、全く桜の木が無い。
波除稲荷神社にはあるかもと思っていたが、どこにも無いというのは意外だった。

そこで仕方なく、東京の花見の定番である千鳥ヶ淵に行ってみた。ここは東京のど真ん中の千代田区である。
予想通り、もの凄い人出である。
ジジババ・カメラマンも多い。
交通整理のガードマンが居て、『左側通行でお願いしーます』なんて言っている。

女房が『ボートに乗らない?、私が漕ぐから』という誘いに乗って、私は後ろの席でカメラマンをすることにした。
係員がボートを岸から押し出す。
ところが女房はオールの使い方がなっていない。
全然、進まない。希望の方向にも行けない。
『代ろうか?』との私の提案に、『ボートの上で立ったら転覆するから駄目!』と言われてしまった。

北の丸の方まで行けば、良い写真が撮れると考えていたが、とてもそんな遠くまで行ける状況ではない。
結局はボート乗り場の近くをウロウロして、時間切れとなった。でも、久し振りのボートは楽しかったなー。

(おまけの話)
私の住む町である小金井市は桜の木が多い。
花が咲いていない時は気が付かないが、桜の季節になると、至る所に桜の木が植えられているのに気付く。
小金井は昔から桜の名所として名高かったのが、その理由の1つであろうかと思う。
更に私の小学生の頃は、冬休みの前に学校で桜の苗木をくれた。
そして、それを『自分の家の庭に植えろ』と先生が言った。
それで小金井には桜の木が多いのではないかと思う。

でも、今になって考えてみると、何か変だ。
庭の無い家の子はどうしたんだろうか?
それとも、今のようにマンションやアパートなどは無い時代だったので、自宅じゃない子は借家の庭に勝手に植えたのかなー?
今の時代なら、マンションに住む子供の親達からクレームが付きそうな話である。でも、長閑な良き時代であった。