■失せ物は出たが・・・・・。
インドから戻った2日後に仏像彫刻教室へ行った。 みんなは私がトラに喰われずに戻ったことに、少しガッカリしていた。
課題の仁王像も全くやっていなかったので、後から入って来たKさんにも追い越されてしまっていた。
2週間後の教室には、かなり進んだ仁王像を持参して出掛けた。
その前に、歯の具合がまた悪くなったので、歯医者に寄ろうと思って気が付いた。健康保険証が無いのである。

いくら探しても無い。どこを探しても無い。
仕方ないので市役所に電話して、再発行に付いて聞いてみた。すると、『身分を証明するものと印鑑を持参してくれ』と言われた。
市役所に行くと、その場で再発行してくれた。
そして『一応、警察に紛失届を出しておいた方が良い。もし悪用されたら困りますからね』と言われた。

そこで警察署にも届けを出した。
若い女性警察官は、『最近のサラ金は健康保険証だけではお金は借りられないので、悪用は無いと思いますよ』と言う。少し安心した。
2~3日後に、杏林大学病院に定期検診に行く為の準備をしていたら、なんと紛失したと思った健康保険証が財布の中にあった。
それはすぐには不要のカード類を財布から取り出して、整理整頓をしていた時のことだった。
大事なヨウ素125の証明書の中に貼り付くように入っていたのである。

次に病院に行く時は、認知症の治療で行くのかと思い、ゾッとした。
(おまけの話)
インドへ行く前に治療をした奥歯がまた具合が悪くなった。
右上の犬歯の奥の歯が具合が悪く、歯茎が腫れている。
前回の治療前と全く同じ症状である。

トヨタのリコール問題が騒がれていたこともあり、私は女房に『これはクレームだなー。治療は無料だな』と言ったら、『なにをバカなことを言ってるの!、ただの再発よ!』と怒られてしまった。
これからまた1ヶ月は歯医者に通わなければならないと思うと、かなり憂鬱である。

更に杏林大学病院の3ヶ月検診で、左手から血液を3本も採られ、CT検査の時には右手から造影剤を注入され、満身創痍である。
目も駄目、耳も駄目、歯も駄目、そして両腕も駄目となれば、そろそろ時間切れという感じがしなくもない。