■伊達産を東京で食す
私がインドへ行っている間に、農家のSさんから越冬ジャガイモの『わせしろ』が送られて来ていた。 越冬わせしろは相変わらず甘くて美味しいが、今回はSさんの友人の育てたリンゴも入っていた。

女房がそのリンゴを使ってアップル・ケーキを作った。
スポンジケーキの上に乗った薄切りリンゴが、甘酸っぱい味がして美味しい。
この上に生クリームをかけたら、更に美味しくなった。

その後に、イコロ農園のTさんから野菜の詰め合わせが送られて来た。
私が地元のスーパーで見る野菜達とは違い、形も不揃いだし、店先に置くには憚られるような見た目の物ばかりである。

人も野菜も見た目というのは大事である。
どうせなら、美人とお付き合い願いたいというのは誰でも思うことだろう。だが、美人は往々にして、心が冷たいことがあるので注意が必要だ。
そこへいくと、あまり美人でない人は、その分、愛情も濃い。
では野菜はどうかというと、美人も不美人も味に変りはない。・・と思う。
料理する時は切ってしまうので、顔もスタイルも分らなくなってしまう。そうなると、判断材料は味だけとなる。
その野菜達を使って、女房が夕食に沢山の料理を作り、それが食卓に並んだ。

(写真の説明)
ポテトフライ(奥)、ニンジンとパセリのバター煮(左下)、大根とキュウリの昆布の和え物(右下)、肉団子とカブのスープ(右)、菜っ葉のおひたし(真ん中)、それにご飯はイコロ農園米の「ななつぼし」である。
さて、イコロ農園野菜の味はどうだったか?
全て美味しかったのである。
でも、その不美人野菜を美味しくするには、かなりの料理の腕も必要なのである。
(おまけの話)
2月17日にインドから戻った。
行く前に友人達に『18日にメールが無かったら、トラに喰われてしまったと思ってくれ』とメールを出してから旅立った。
そして予定通りに帰って来られたので、18日になって、『無事、インドから帰りました』とメールを出した。
そうしたら、本当に心配してくれていた人が多くいたようで、すぐに返信のメールがかなり来た。これは嬉しかった。

そんな中で私が主宰している秘湯研究会・伊達支部長のHさんは、私の居なくなった後も、アチコチと秘湯を探しては入っている。
そして写真付きで雪の中の温泉『かわせみ』の情報を送ってくれた。
温泉は雪の中で入るのが最高である。
来年は冬の伊達市にも行ってみようかなー。