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[2018.11.07]
■労働力不足と人材 
最近のニュースによると、政府は外国人労働者の受け入れを積極的に行うようだ。私はこの政策に反対である。 
その理由は、私は現役の時を通じて、ズーと労働力不足で悩む会社経営をして来た。どうしても労働者が集まらないので、省力化を図ったり、設計変更などで人手不足に対応して来た。 
 
C級グルメ店には外国人労働者が多い。「かつ丼」(かつや) 


外国から安い労働力が来るとなれば、企業は省力化技術の研究開発や投資をやらなくなる。すると単純作業がいつまでも残り、単純作業しか出来ない日本人の職が奪われる。 
 
政府はインフレ目標の2%を達成できず、苦労している。 
それなら外国人を入れず日本人に高い給料を払えば、インフレになるのではないか? 
 
ランチで1000円以下の店に外国人労働者がいる。「スンズブ」(東京純豆腐) 
 
 
今は労働力不足が言われているが、不況になり労働力が余ったらどうするのか?たった10年前に起きたことを、みんな忘れてしまったのか? 
 
2008年のリーマンショックの不況で、それまで呼び寄せていた日系ブラジル人が職を失い路頭に迷った。その時に政府は「日系人離職者支援事業」と称して、本人に30万円、扶養家族1人に付き20万円のお金を渡してブラジルに帰ってもらったことを忘れたのか? 
 
「たぬきそばと小天丼」(天かめ) 
 
 
最近の私の経験である。 
マンション1階のスーパーで買い物をしたら、支払いはキャッシャーにお金を渡すのではなく、その先の清算機で自分で行う方式だった。 
コンビニのローソンは、無人化店舗をテスト中である。 
 
また他の日に早朝から出掛けるので、近所の「オリジン弁当」でおにぎりを2個買った。店員に340円を渡したら、「その右の精算機でお願いします」と言われた。 
 
「メンチカツ」(紅屋) 
 
 
昼飯にチェーン店でトンカツを食べたら、店長以下4人が全員、中国人だった。またチェーン店の中華そば屋に入ったら、店長だけが日本人だった。近所の焼き魚屋ではトルコ人が働いている。 
 
コンビニで買い物をしたら、キャッシャーがエジプト人だったし、宅急便を受け取ったら配達人がイラン人だった。 
こんな経験は、今の東京では当たり前になっている。もう充分過ぎるほど外国人労働者はいる。もうこれ以上、入れたら日本人のアイデンティティがどこかに行ってしまう! 
 
「ハムと茄子のスパゲッティ」(プロント) 
 
 
(おまけの話) 
友人のXさんから、彼の息子(Yさん)の話を聞いて驚いた。 
Yさんは40歳代で、嫁さんと犬がいて、コンピューター関係の会社に勤めている。 
 
Xさんは最近、奥さんを亡くし、しばらくの間だけ息子夫婦の家で厄介になることになった。 
その時の話を聞いて、人材というものに付いて考えさせられた。 
 
「秋刀魚の塩焼き定食」(こがね屋) 
 
 
息子のYさんは小学生の時に任天堂のファミコンに興味を持ち、中学生になり学校にあったパソコンに夢中になり、親にねだって自分用のPCを買ってもらった。 
そこからPCオタクになり、大学生の時は4年間もIT関連企業でアルバイトをした。そして卒業と同時にIT企業を創業した。 
 
「焼きそば」(梅蘭) 
 
 
その後、色々とあったが、現在はコンピューターのセキュリティ企業で働いている。出勤は早朝で帰宅は深夜なので、同じ家に住んでいるのにXさんは滅多にYさんに会うことがない。 
 
Yさんの奥さんもIT関連で働いていて、共稼ぎである。 
それと関連があるのか、夫婦は家にいる時も、お互いはメールで連絡し合っているそうだ。 
 
「皿うどん」(リンガーハット) 
 
 
Xさんは息子夫婦と同居するようになったのは良かったが、相当に居心地が悪いようだ。間もなく元の家に戻るようだ。 
でもYさんは高収入のようで、3000万円の家のローンを3年で返済してしまい、趣味の車で高級車を2台も所有している。でも、忙し過ぎて車に乗ることは無いそうである。 
 
「ラーメンと餃子定食」(新富町で、店名は不明) 
 
 
そんな特殊才能を持っていると、どこか変なところがあるそうで、Xさんの話では「少々、常識に欠けるところがある」そうだ。 
また人間関係を上手くやれず、何回も転職している。 
でもその高いIT能力を評価され、すぐに他社に高給で迎えられるようだ。 
 
Xさんの話では「息子は引きこもりと紙一重だ。たまたま外に出た引きこもりだ」と言っていた。 
人材というのは、なんとも難しいものである。 
 
ブラジル料理「シュラスコ」(バルバッコア) 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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