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洞調律

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秘密の花園の件はさておき、肝心の心臓の話である。

心房細動とは、心臓の上側にある「心房」が細かく震えて、うまく収縮できなくなる不整脈だ。血栓ができやすくなり、それが脳に飛べば脳梗塞になる。脈が速くなって心不全を招いたり、動悸がしたりすることもある。

俺の場合、自覚症状はまったくなかった。健康診断の心電図で初めてわかったのだ。そこで今回、カテーテル手術で心房細動の原因になっている箇所を焼き、止めることにした。
手術は全身麻酔で、何の自覚もないまま終わった。残ったのは、太ももの付け根の静脈からカテーテルを入れた穴の痛みくらいである。

それはよかったのだが、もともと自覚症状がないものだから、本当に治ったのかどうかが自分ではわからない。
実は術前の二か月間、Apple Watchで心電図を測るたびに「心房細動の兆候あり」と出ていた。週ごとのレポートでも「100%心房細動」。バカらしくなって、測るのもやめてしまっていた。

それで手術の翌日、ベッドの上で久しぶりに測ってみることにした。
これでまた「心房細動の兆候あり」なんて出たらどうしよう……。
一抹の不安を抱えながら、デジタルクラウンに指を当てて測りはじめる。30秒間の緊張。
すると、どうだ。画面には規則正しい鼓動の波がきれいに並び、「洞調律」と表示された。
洞調律というのは、心臓が正常に規則正しく拍動している状態だ。
その後も、測るたびに洞調律。やったー!これでまずは一安心である。
心房細動は再発することもあるらしいが、まあ、そのときはまた考えればいい。

それにしても治療費である。手術代だけで、なんと二百万円以上。だが実際には十万円にもならない負担で済んだ。
何十年も健康保険料を払い続けながら、その恩恵といえば、たまに行く歯医者くらいだった。それが今回の一件で、何年分かの元を取ったことになる。
今は本当に、お陰様の気持ちである。

心房細動の乱れた心電図
洞調律のきれいな心電図

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犬と暮らしとカヤックと

kayaker

豊浦町でワンコたちと暮らし、たまに海で遊ぶ日常をつづります。

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