ブログ閉鎖中の話題(2016年11月02日)
ロスに住む女房の従弟から、以前に勝どき通信で送信した「居場所のないジジイ達」に対してコメントが届いた。 それは次のようなものだった。
『家の設計をする身として、また、住居学的にも興味あるところです。「Senior citizen’s life in Japan or Real Jijii’s life in Japan 」というテーマでまた書いてください』。
(今回の写真は7枚目までは靖国神社・秋の例大祭に行った時に撮影したもので、残りの3枚は学生時代の友人のKさんの趣味の水彩画です)

私の書く「勝どき通信」は日頃の私の行動を下手な写真とロクでもない文章で取り留めも無く書きなぐっているので、想定外の注文を受けると戸惑ってしまう。でもアメリカからの注文なので、答えなければ親戚の絆も途切れてしまう。ジジイの寂しい生活なんて、本当は誰も知りたくないはずである。

それを無理して、多少はジイイ真っ最中の男、これからジイイ仲間になる男、そのジジイを持て余している女房やその娘の為に書いてみる。英語で「Senior citizen’s life 」なんて言われると格好良さそうに聞こえるが、そうではない。
先ずは私がよく冗談で言っている持論を知らせるが、どのくらいの人に受け入れられるか?

「人間も動物である。野生動物の世界では、群れの中のボスでもエサを捕れなくなったら相手にされない。その時は静かに群れから離れて行き、どこかで他の動物に喰われて死ぬ」。
人間の場合はリタイアして給料をもらえなくなったのに、家で大きな態度でいるから女房から嫌がられるのである。群れから去ることも出来ないのであるから、静かに目立たないようにして女房に迷惑を掛けてはいけない。

世の中にはこの理屈が分からないジジイが多い。
リタイアして数年も経つと、やっとこの理屈が分かるようになる。
それは同じような環境にいる友人達と、ジジイの居場所に付いて話をするからである。友人たちはみんな「女房が口やかましくなった。自分には甘く、ジジイには辛い」と言う。

我が家はどうか?・・・と聞かれても、それは言えない。
ジジイ達は外でお仲間とそんな話をしている。ジジイがババア化しているのだろう。
でもこのようなジジイ達はまだ恵まれている方だと思う。
持ち家があり、厚生年金があり、多少の貯えもあり、友人もいて、趣味もある。

零細企業に勤めていたり、個人事業主だったり、職を転々としていたりすると厚生年金が無く、国民年金だけとなる。そうなると収入は月々、わずか5万4000円が平均だと聞く。
これではとても生活が出来ないので、動ける間は働くことになる。
ジジイは口ばっかしで元気なので、就職先は黙っていられるガードマンが多い。

でも厚生年金受給者は生活には困らないが、それほど金も無く、何もやることが無く、無料の場所を求めて公園のベンチ、図書館の椅子、更にひたすらイベントを求めて徘徊をする。
そんな生活よりも、なんでもいいから仕事があった方が幸せではないか?
でも、なまじ現役の時に役職などに就いていたので、「若い者の指示に従いたくない」という気持ちがある限り仕事は得られない。 これがジジイの大きな問題なのである。

(おまけの話)
現在のジジイも昔からジジイだったわけではない。
生まれた時は戦時中で、小学校に入った時は戦後3年しか経っていなかった。
いつも腹を空かしていて、給食ではアメリカの援助と称する豚の飼料用の脱脂粉乳を飲み、本国で余っていた小麦粉を買わされて、・・・』
『「米を食べているとバカになる。1日1食はパンを食べろ』とマッカーサーに言われて、それを信じてジャム付きコッぺ・パンを食べていた。

その頃はイジメも無かった、アトピーも無かった、引き篭もりも無く、みんな真っすぐに育った。学校を卒業すると友人たちはみんな有名企業に就職したがり、少しでも出世をしたくて無茶苦茶に働いた。
そして日本の高度成長期に遭遇し豊かさを実感したら、バブルが崩壊して奈落の底に突き落とされていた。

それでも退職金をもらえて、運が良ければ第二の職場を紹介される。
それも終ると大した金も無い人が多いので、老後の病気、介護が心配で、残り少なくなった貯金通帳の残高を確認しながら徘徊しているのが、今のReal jijii’s life なのだ。
ロスのIさん、納得してもらえましたか?

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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将に言いえている至言「貯金通帳の残高を確認しながら徘徊」が、現在の私である。取り崩す「預金」が残り少なくなり、少し長生きし過ぎたな~と思う。物価は上がるが、年金は下がる。戦いは何時まで続くのだろう???
いやあ、10年前とは思えないほど、今でもこういうのがReal jijii’s life なのかと思い知らされます。
最近Facebookで、あなたの年金いくらですか、という単刀直入の質問をしてその受け答えのシリーズが、なぜか私のFacebookに毎日のように出てきます。興味本位で見てると、皆んな大変なんだー、という声が聞こえてきます。
これからもjijii’s life, 最新版、興味深く読ませていただきます。