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[2009.05.01]
■魔女と魔女裁判
 皆さん魔女というと、どういうイメージを持っているでしょうか?ホウキに乗って空を自由に飛んだり、魔法を使ったり、使い魔を使って呪いをかけたりでしょうか?もしくは、ジプシーの老婆を思い起こす方もいるかも知れませんね?実際、魔女などはかなり数が少なかったろうし、魔女と言っても実際は女性ばかりではなく、男性もいたし、様々な職業の人もいたようだし…。 


 キリスト教の概念によれば、魔女は悪魔と契約をし、忠誠をたて身体に刻印をもらうらしい…。その場所は決まってはいないが、刻印された所には、痛感がなく針を刺しても血が出ないとされていた。また、魔女はサバトと称して悪魔と乱交したり、神を冒涜するものとされていた…。 
 
 有名な悪名高い14世紀から始まった魔女狩りも16世紀~17世紀にはピークを迎えるんだけど、魔女狩りで捕らえられた人間は、まず拷問にかけられた。まずは、予備拷問にかけられる…。被告は裸にされ拷問具を見せ脅す・手足の指に締め枠をあてがって、木ネジで締め付け、肉を裂き骨を砕く・両手両足をロープで縛り、四方から引っ張る…等なんだけど、このような予備拷問で自白した場合、法廷記録には「拷問によらず自白」とされた…。つまりこの程度は拷問ではないのね! 
 次に本格的な拷問が始まる!両足におもりをつけ、手を縛ってぶら下げておく。更に、時々ロープを緩め、落下させた途中で急に止めて全身の関節を脱臼させる。(これは3度やると死亡すると言われる)スネ等に万力を当てて骨が砕けるまで締め上げる。これでも自白しない場合は、手足を切り落とす!焼けたペンチで肉をちぎり取る!という最終段階に入る…。 
 
 自白を引き出すためならば、”ウソやごまかしも大いにすべし!”とされていたので「自白するなら、命だけは助けてやる!」と言って無理やり自白させた上で火刑にしたという。当然、歴史が示す通り、罪のない何十万という人たちが火刑にされたんだけど、何故このような事が盛んに行われたのか?というと、キリスト教の権威を示すため!というのは建前で、実は!”魔女として火刑にした者の財産は没収出来た”ので、拷問人や裁判官にとってはたいへん”儲かる”事業だったのと、魔女裁判の絵画や記述には性的描写がかなり多い…要するに、禁欲を強いられ、体裁をつくろわなければならなかった聖職者にとって、ほとんどポルノと同様にしか捕らえていなかったと思われる…。 
 
 何の事はない、これらのいやらしい描写は、拷問される魔女とされた者たちの頭から出たものではなく、拷問をする聖職者の妄想が呼んだものだったに違いないだろうね…。魔女裁判で命を落とした罪のない人たちの魂が安らかに成仏出来ますように…。 
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PROFILE
タリズマン・マスター
タリズマン・マスター
1995年から、この伊達市に、占いスペースを開き、運命アドバイザーとして占いをおこなっています。  
札幌、苫小牧など、遠方よりお越しになる方も、多く占わせていただいています。  
 
占いに使うアイテムは、タロットカード、占星術、など、多岐にわたりますが、アイテムをガイドとして使いながら、霊感によって、その人の本質を霊視します。  
この仕事についたのは、運命だと思っています。 
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